中国人ブロガーの世貿人才日語部(ハンドルネーム)さんが、日本旅行に行った時の感想を自らのブログで紹介した。一言でいえば「民度の高さ」に驚いたという。

 ブロガーは、「日本人は法をよく守り、何をするにしてもルールがある」と紹介。例えば、エスカレーターでは左側に立ち、右側は急いでいる人のために空けることや、商店の表示価格は実際の売値で「値切る必要がない」という。誠実度が高いのであれこれ疑う必要がなく、中国と違って面倒でなくて良いと語った。

 また、日本人の性質は特にトイレに表れていると述べる。例えば、どのトイレにも障害者用のトイレがあることや、急いでいる人のためにトイレの案内や看板がいたる所にある、と紹介。また、日本人は一番良いものを自分たちが使い、残り物を輸出しているので、どの日本人も最先端の電子機器を使用していると感想を述べた。

 さらに、日本は国土が小さくて資源が少ないため、何でも「小さい」と感じたいう。例えば、机、イス、家、そして高速道路のトンネルまでもが小さくて低いので、大きなトラックは通れないと紹介。そしてブロガーをもっとも驚かせたのが「洗面台」だ。幅はわずか20センチしかなく、手を洗うだけの大きさしかないと述べ、「日本は資源を大切にするという意識が強く、不必要に贅沢にして自尊心を保つことはしない」と語った。

 最後に、ブロガーが上海へ戻った際、バイクに乗った中年の女性が罵声(ばせい)を浴びせているところに遭遇したことを紹介。原因はバスの乗客たちが荷物を取ろうとして道路がふさがって通れなかったためだが、「日本では決して起きないことだ」と感想を述べ、ここに「民度の違いが表れており、考えさせるものがあった」と締めくくった。

 日本に対する画一的な見方が多い中国だが、訪日する中国人観光客が増えつつある今、日本への認識が良い方向へ変わりつつあるのかも知れない。(編集担当:畠山栄)



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