スノーボード 意外と知らない?ウェアの様々な機能の解説や18-19シーズンおすすめウェアブランドを紹介!
スノーボードのウェアには様々な機能があります。ですがそれらの存在を知らずにウェアを購入してしまい、スキー場で不快感や不便を感じる人が非常に多いです。
そこで今回はウェアに備わっている様々な機能やその使い方を解説していきます。
ウェアの機能がわかりづらい理由
【なぜ詳しい機能を知らな人が多いのか】
スノーボードウェアの機能をちゃんと使用すれば、スキー場などで快適な一日を過ごすことができます。それなのに、なぜ多くの人が様々な機能の使いかたを知らないのか?原因をまとめました。
[・説明書きが英語]
大抵のウェアに付いている説明書は英語書きです。英語の読み書きが苦手な人は見ただけで諦めてしまう人もいるでしょう。ですがこれらの説明書には機能面などのことが詳しく書かれています。
[・説明書が無い]
そもそも購入時点で説明書がないものもあります。横乗り系のアイテムを専門で扱っているショップなどでは取り寄せたときに付属していたものはすべて渡してくれますが、量販店で購入したときはタグと一緒に取られてしまう場合もあります。
[・量販店などだと見た目だけで即購入する]
特に機能面などに興味がない人は、ウェアの見た目だけで購入してしまいがち。便利な機能の存在や正しい機能の使い方などを知らないまま着ている方が多いです。
どうやって機能を知ればいいのか
【ウェアの機能の使い方を知る方法はショップ店員に確認する】
ウェアの機能や使い方を簡単に知る方法は、ネットで出回っている機能紹介を見ることです。ただし後述しますが、ブランドによっては独特な機能を付けているところもあります。それらはネットで調べられないことがほとんどなので、正しくウェア機能の使い方を知るには横乗り系のショップの店員に聞くことが一番確実です。量販店の店員は専門外の部門を扱っている人が販売を行っている場合が多く、店にスノーボードウェアの専門知識を持っている人は少ない傾向にありますが、ここ最近は、専門知識を持っている人を一人は配属するようにしているお店も多くなりました。なので購入の際は、必ず専門知識を持っている店員を見つけて聞くようにしましょう。
ウェアに付いている機能
【代表的な機能】
現在販売されているスノーボードウェアに付いている代表的な機能を紹介します。
[・ベンチレーション]
ベンチレーション(ventilation)とは換気口のことを指します。ウェアのジャケットとパンツにそれぞれ付けられているジッパーを空けることによってウェア内部に溜まった湿気を外に逃がす機能です。ウェアの種類によってはパンツに付けられていない場合もありますが、現在販売されているウェアには値段に関係なく付けられている機能です。
[・ドローコード]
ウェアのジャケットの裾やフードに付けられている紐のことを指します。この紐を締めることによってウェアと体の間の隙間を無くし、防寒機能の向上や雪の進入を防ぐパウダーガードの機能を発揮します。ウェアの裾部分のドローコードはウェアの種類によって存在しないものもあります。またフードが無いものに関してはフード部分のドローコードはありません。
[・チケットホルダー]
ウェアのジャケットに付いている機能でリフト券を入れられるようにしてあるものです。付けられている場所は腕だったり裾の内側だったりとウェアによって様々です。またチケットホルダーそのものがないウェアがあります。
[・イヤホンホール]
スノーボードをしながら音楽を聞くときに使うイヤホンを、ウェアの内側から胸ポケットに通す穴です。このイヤホンホールが付いているウェアは大体iPodなどのポータブルデジタルオーディオプレーヤー専用の【ミュージックプレーヤーポケット】が備わっており、そちらに直接繋がっています。
[・パウダーガード]
滑走中に転んだときやパウダーランの最中にウェアの中に雪が入ってこないようにする機能です。ジャケットの腰部分や袖口、パンツの腰、パンツの裾あたりに付いていています。パウダーガードはズボンやブーツにインせずに外側に出すのが正しい着方です。このパウダーガードの機能を知らず、パンツの中やブーツの中に入れてしまい、それらの部分から雪が入って一日中不快感を感じならが滑る初心者も居ます(僕がそうでした)。
[・パウダーガード(ジッパー)]
パウダーガードの腰部分に付いている機能で、パウダーガードの一部とパンツをジッパーで繋ぐことにより、雪の進入を確実に防ぐことができます。初心者さんなどお尻から転ぶ人に強くおすすめしたい機能。ジャケットにまったく雪が入ってこないので、よく転ぶ人でも1日中快適にスノーボードを楽しむことができます。難点はジャケットを脱ぐとき手間がかかる点と、女性の場合はトイレの際に必ずジッパーを外さなければいけない点です。
[・パウダーガード(手)]
手の部分に付いているパウダーガードで主にマジックテープ式になっています。僕はバックカントリーで雪が入らないように親指側からマジックテープを回してパウダーガードを使用していました。
[・パウダーガード(足)]
ブーツの外側に被せるパウダーガードです。足から雪が進入するのを防いでくれます。
[・ゴーグルポケット]
ゴーグル専用のポケットです。ウェアのジャケットの内側についており、ゴーグルが傷つかないように素材にも気を使っているブランドが多いです。
[・リストゲーター]
ジャケットの手の裾についている手袋のようなものです。転んだときなどに裾が上に上がってしまい雪が進入するのを防ぎます。直接手に触れるので手汗を多くかく人はこの部分が湿るというデメリットもあります。
ウェアの機能はブランドごとに違う
【ブランドにより機能に差がある】
今回紹介するのは代表的な機能のみになります。ブランドの中には個性的な機能をつけているところもありますので、購入の際はウェアのことを詳しく確認することを強くおすすめします。僕が現在愛用しているVOLCOMのウェアは、フードの内側に防寒用のマスクが付いています。このアクセサリーはネットで出回っておらず、ショップの店長に教えてもらわなければ正直わからなかったと思います。このように一見すると分からない機能が付いている場合もあるので、ウェアの能力を100%発揮するためにも使い方をちゃんと聞くようにしましょう。
おすすめウェアブランド
【AA HARDWEAR】
かなり前から存在しているにもかかわらず毎年最先端のデザインを追い求め、常に『カッコイイウェア』を出し続ける【AA HARDWEAR(ダブルエーハードウェア)】18-19シーズンもそのスタイルは変わらず、ジャケットやビブはもちろん春先に着るパーカーもすべてがカッコイイです。
【BILLABONG】
もともとサーフブランドであった【BILLABONG(ビラボン)】。ターゲットはフリースタイルスノーボーダーで毎年所属ライダーがテストを行い、デザイン性・機能性を追い求めています。ライダーの中にはレジェンドといわれている布施忠さんも所属しています。
【BONFIRE】
元々プロスノーボーダーだったブラッド・スチュワート氏が作ったウェアブランドの【BONFIRE(ボンファイア)】。スケートやサーフなどの商品も出しているブランドと違い、スノーボードウェアのみ扱っている生粋のブランドです。スキーメーカーのサロモンに吸収されてもそのスタイルは変わらず、18-19シーズンも新しいウェアを世に出しています。
【DC】
【DC(ディーシー)】はスケートブランドで靴が有名ですが現在はスノーボードのほうにも力を入れており、ウェアのみならずブーツや板も作っています。スケート同様に非常に人気があり、今年も注目のブランドになっています。
【QUIKSILVER】
サーフブランドの【QUIKSILVER(クイックシルバー)】は1986年からスノーボードのウェアを出しており、デザインや機能性も熟してきています。着心地もよくおしゃれなウェアは毎年多くのスノーボーダーに人気があり、今年も注目のブランドです。世界的に有名なライダーであるトラビス・ライス氏も所属しており、様々な環境でテストされ、非常に稼動域が広いのもポイントです。
【SCAPE】
ドメスティックブランドの【SCAPE】も毎年おしゃれなウェアを出しているブランドです。バックプリントがカッコよく、スキー場でウェアと見ると目立ちます。僕も以前使っていましたがデザイン・機能性とも満足しています。もう10年くらい前のものですが、今もその日の気分によって時々使っています。
【SESSIONS】
設立から35年経過しているにも関わらず現在も第一線でウェアを売り続けている【SESSIONS(セッションズ)】僕が生まれて初めて買ったスノーボードウェアもここでした。その当時は画期的だったゴアテックスを既に素材に採用しており、初心者で転びまくっていたあの当時もまったく染みてこなくて驚いた記憶を鮮明に覚えています。18-19シーズンも当然のように最新式のウェアを出しており、おしゃれと機能性の両面でおすすめできるブランドです。
【686】
量販店でも専門ショップでもよく見かける【686(シクス・エイト・シックス)】は非常に人気の高いブランドです。派手なデザインからアースカラーまで揃えてあり、どんな人でも好みのウェアが必ず見つかると言っても過言ではないでしょう。
【VOLCOM】
現在僕も使用しているウェアの【VOLCOM(ヴォルコム)】は1990年代に誕生したアパレルブランドです。スケート・スノー・サーフ向けのファッションブランドであり、おしゃれなウェアは現在最も人気のあるブランドの一つに数えられます。ウェアの機能面も痒いところに手が届く作りで、上記でも書きましたが一見わからないような部分にも手が加えられています。個人的にイチオシのブランドです。
まとめ
ウェアの機能をちゃんと理解し、正しく使用すれば一日中スノーボードで遊んでも不快感が生まれず楽しく過ごせます。特に初心者の方はしっかり店員さんに聞いて、一度家で着て機能を確認してからスキー場に行くようにすることで一日の快適さが段違いに変わります!満足のできる時間を過ごすためにも、面倒でも必ず使い方の確認をすることをオススメします。