森氏(左)と松田氏

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 日刊工業新聞社が集計した2018年上期(1―6月掲載・発表分)の新社長一覧によると、期間中の上場会社の新社長は前年同期比26人減の310人と2年ぶりに減少した。当初掲載・発表時点での平均年齢は56・5歳で、同0・9歳若返った。10年以降、上期の新社長は305―354人で推移しており、順調に世代交代が進んでいる。

 最年少はオウケイウェイヴの松田元、ライフネット生命保険の森亮介の両氏の34歳。マツダやソニー、三菱電機、日本電産、NTT、JR東日本、JR東海などが刷新を進めた半面、不祥事や業績不振の引責での交代も目立った。最年長は栄電子の染谷英雄氏の76歳で、筆頭株主・会長の同氏が8年ぶりに社長を兼務して指揮をとる。非上場会社の上期の新社長は同3人増の255人。平均年齢は55・2歳で同0・5歳下がった。最年少は33歳、最年長は76歳だった。