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食料品を配達するサービス「AmazonFresh」をアメリカなどの一部地域で提供しているAmazonが、その事業を拡大させ実店舗のコンビニエンスストアの展開を検討中であることがThe Wall Street Journalによって報じられました。

Amazon to Expand Grocery Business With New Convenience Stores - WSJ

http://www.wsj.com/articles/amazon-to-expand-grocery-business-with-new-convenience-stores-1476189657

Amazon said to be planning physical convenience stores for grocery goods | TechCrunch

https://techcrunch.com/2016/10/11/amazon-said-to-be-planning-physical-convenience-stores-for-grocery-goods/

The Wall Street Journalが報じたところによれば、Amazonが食料品の販売やピックアップサービスを提供するコンビニをスタートさせるべく検討しているとのこと。この展開は、アメリカの一部地域でサービスを開始しているAmazonFreshの顧客から出ている「食料品を実際に見てから選んだり、仕事帰りに商品をピックアップしたりしたい」という要望に応えるものになります。



By Kyle Brazil

Amazon社内で名付けられたプロジェクト名は「Project Como」で、最初はAmazon Freshの会員向けへの展開が予定されているとのこと。Amazonは牛乳・野菜・肉類といった消費期限が短い生鮮食品をピックアップサービスで取り扱い、バターなどの消費期限が長い加工品の注文は店内に設置されたタッチスクリーン式のデバイスやマートフォンから受け付け、ユーザーの家へ即時配達することを視野に入れています。

The Wall Street Journalによれば、Amazonは記事作成現在、実店舗をオープンさせる場所を検討しており、実際にオープンするのは1年以上後になるとのこと。ただし、コスト面の問題によりProject Comoそのものが中止になる可能性もあります。

また、 Amazonは顧客が商品を注文してから自動車で受け取りに行く食料品のドライブスルー型実店舗を計画中と報じられ、これについてはシアトルで1店舗目となる施設の建設が進められており、早ければ数週間以内にオープンするとのこと。



Amazon Freshは2016年5月にイギリスのロンドンでサービスを開始しましたが、日本ではまだ登場していません。もし、Amazonがアメリカでコンビニエンスストアをオープンさせても、日本に上陸するのはかなり先になりそうです。