若き日本代表が「希望」を背負ってガーナ代表を一蹴する中、ピッチレポーター永島は実力不足によりリオ切符を逃すの巻。
背負え、期待を!見せろ、スポーツのチカラを!

迫るリオ五輪に向け、日本の若きサムライが階段をまた一段のぼりました。熊本を中心とした震災の復興支援を謳った一戦で、U-23サッカー日本代表はガーナA代表を見事に3-0撃破。アフリカの壁をものともせず、壁の向こうへと勢いよく走り出す試合を見せてくれました。

この試合が復興支援と銘打ったからということではなく、このチームは日本に「希望」をもたらす、大きな使命を背負っていると感じます。2011年、なでしこJAPANが果たしたあの役割を、スポーツを通じて「希望はあるんだ」ということを示す仕事を、このチームはやらなくてはならない。そういう風に運命的に導かれている…そう思うのです。

指揮官が先の東日本大震災を背負って戦った手倉森監督であることもそう。中心選手の植田直通が熊本出身であり、いち早く現地での支援にも飛んだ熱い気持ちの持ち主であることもそう。個人ではなくチームであることも「ともに」の気持ちを伝える意味では重要ですし、何よりもこのチームが長きに渡って結果を出せずにいた世代であることが、「希望」を示すための有資格者であるのだと思います。

強い者が強くても何の希望も生まれない。認められず、見下され、苦しんできた者にも明るい未来があることを見せてこそ、初めて他人にまで「希望」は伝わるというもの。スポーツはたくさんあり、それぞれに奮闘をつづけることに変わりはありませんが、一番大きな可能性を持つのはこのチームです。みんな、なでしこのアレを待っているという土壌も含めて。

もし、そうした戦いがリオでできたなら。それは誰かの希望となるだけでなく、日本サッカーの希望ともなるはず。北京五輪世代も早晩ピッチから退いていく中で、次の未来を生むのはこの年代。2010年当時がそうであったように、五輪を経て2018年ワールドカップのピッチに立つ。スタメンの半分くらいはこのチームから出る。そういう具合でないといけないでしょう。物語はすべて整っています。あとは結果を出すだけ。「難敵アフリカ」を一蹴したこと、まずは順調な一歩だと思います。

頑張ろうニッポン!

ということで、ピッチレポーター永島以外のチカラが熊本に届くよう願いつつ、11日のフジテレビ中継による「U-23日本代表VSガーナ代表戦」をチェックしていきましょう。

◆外人顔のカタコトを探しているんなら、ラモスを呼べ!ラモスいいぞ!

九州は佐賀県にあるベストアメニティスタジアム。熊本出身の植田直通。九州で起きた震災の復興支援を銘打っての一戦。なでしこJAPANが五輪に行かないぶんまでも、2011年のあの奇跡をなぞるように、スポーツが持つ「希望」を感じさせるチカラが期待されている。そんなことを強く感じるシチュエーションです。

↓ガーナからも「ガンバッテクマモト」の温かいメッセージが!

ガーナありがとう!

いつもカカオ豆ありがとう!

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そんな「スポーツのチカラ」への期待感を示すように、集った中継陣も豪華。五輪3連覇の野村忠宏さんをメインに据え、サポート役にはソウル五輪銅2個の小谷実可子さん、ピッチレポートにはバンクーバー五輪銅の高橋大輔さん、そして永島昭浩さん(※永島優美アナのコネ)。震災関連コメントとして香川真司(阪神関連)、酒井高徳(新潟関連)、清武弘嗣(大分関連)と登場。気持ちが、熊本方面へと向かっていきます。

↓改めて見ると、ピッチレポーター永島の何故ここにいるんだろう感が際立つ!

ダメだ…周りが豪華すぎる!

「テプラ森監督」「ラインのあけさけ」など滑舌の悪さ的にも起用理由がまったく見えない!

逆に熊本に住んでるとか、何か縁があるんだっけ!?

対する相手はガーナのフル代表。五輪代表ではなくフル代表。がんばるばい熊本のTシャツをともにまとい、遠い国の悲しい天災のために黙祷にも加わってくれました。ありがとうガーナ。ガーナにもきっといろいろあるだろうけれど、日本のために一緒に胸を痛めてくれてありがとう。あと、いつもカカオ豆ありがとう。

そして始まった試合。日本のスタメンはGKに櫛引、DFラインに亀川、奈良、植田、伊東と並べ、中盤の底には大島、橋本、前めに矢島、野津田、そして2トップに富樫、浅野と入る4-4-2の形。キャプテンには特別指名を受けた植田。このあたりはさすが手倉森監督(仙台関連)という手腕を感じます。気持ちを高めるのが上手い。

開始早々、縦ポンの落としから野津田が強烈なシュートを放つなど積極的な日本。前半6分には一発で裏に抜け出した浅野がシュート。つづけざまに浅野は裏に抜け出すなど、仕掛けの早さが目立ちます。すると早速の前半11分、中央での攻防からガーナの足に当たったボールがガーナのいない場所にこぼれると、大島が流して詰めたのは矢島!

↓矢島決めた!ガーナが中央にゴッチャリと固まる中、サイドから華麗なシュート!


よーし、先制!

気持ちいい試合にするぞ!

サッカー界を代表して!


↓その盛り上がりがまだつづいている間の前半15分、伊東のクロスから矢島がダイレクトで合わせて2点目!



矢島うまいのぉ!

そしてガーナは中央にゴッチャリと固まるのぉ!

若干の手心でもあるのか、もともとこんなものなのか。いわゆるアフリカ勢らしい速さだとか強さだとかをとりたてて感じさせてこないガーナ。むしろ球離れのよさも相まって、日本のほうが「速い」。アフリカ勢との対戦となると、毎度毎度身体能力的な意味で世界の壁を感じることが通例でしたが、この試合に関してはそういうところがありません。

「何でもいいからいい加減しゃべってください」的なうながしによって高橋大輔さんが中継でドキドキコメントを披露するほど、余裕を持って進む前半。前半26分には左CKから奈良のドフリーヘッド、折り返しの右CKから大島のミドル、続々とチャンスが生まれていきます。日本側で滞っているのは呼んでもいないのに出てくる永島ピッチレポーターくらいですね!

↓前半30分、富樫敬真がゴール!キレイなループで決定的な3点目!


ケイマじゃなくてケイマンね!

「タックスヘイブンのほう」で覚えてください!


↓ピッチレポーター陣もこれには大興奮!

実況:「高橋大輔さん、いかがですか!」

高橋:「そうですね、あれだけゴールキーパーの前で落ち着いてプレーしてるってのはスゴイことなんですかね?永島さん」

実況:(えっ、すぐ永島さんに振るの!?)

永島:(えっ、俺!?)

永島:「スッ、もち…ろんです!」

永島:「ウンタラカンタラ」

山口素:「永島さんも落ち着いてましたもんね」

永島:「ありがとう(ニッコリ)」

実況:「高橋大輔さんの声もじょじょに興奮を増してきました」

大輔の球離れが早すぎるwww

ダイレクトで落として、すぐどこかにランしていくFWみたいwww

もっとキープして、もっとコネて!

↓一方、テレビが特に求めていないのに、何故かしゃしゃり出ては長時間たどたどしく音声を占拠するピッチレポーター永島!
永島:「ガーナのコナドゥ監督はですね」

永島:「ボールを持ったら、もっと、あのー、縦に速攻で」

永島:「全員で、えー、ゴールを奪いにいくんだ」

永島:「ていうねアクションを起こしていたんですね」

永島:「で、そのぶん、あのー」

永島:「点差は、あのー、あ、開きましたけども」

永島:「日本により一層、えー」

永島:「チャンスが生まれるんじゃないかなぁと」

永島:「いう風に見てます」

そして、この渾身のレポートを実況は「うん」の一言で流した!

「何言ってんだお前」を我慢したという意味で優しさの「うん」!

アナの苛立ちは帰京後、永島優美アナにぶつけることになる見込み!

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その後もせっかくアナが「攻撃陣はどうですか?」と振ってくれたのに、「攻撃陣ということではなくですね」と自分の言いたいことを勝手にしゃべり出すなど、組織の中でのプレーに難を示した永島ピッチレポーター。組織としての意志統一から試合を優位に展開した日本代表とは大違いのドタバタ感で前半は終わります。数えてないんでいくらだか当てずっぽうなんですけど、「あのー」1回あたり1万円の震災復興義捐金拠出という設定で45万円くらい払ってほしい…そんな前半戦でした。

後半開始時点で一気に4人を入れ替えてきた日本。注目の井手口、アジア予選後からの合流となる金森と、これからの伸びしろにも期待したい後半戦です。すると代わったばかりの金森が早速惜しいチャンスを迎えるなど、後半も悪くない立ち上がり。ピッチレポーター陣のギシッギシッと突っかかるところとは好対照に、思い切りよく、決断の早いプレーが光ります。

ただ、ここにきてのガーナの頑張りもあって、じょじょにペースダウン。後半23分には、この試合初めてガーナに決定機を与え、押し込まれるような場面も。永島ピッチレポーターが「世界基準で」などと若き日本代表にウエメセ説教をするような状況まで生まれます。「せめて一般人基準で聞き取りやすく」「テロップがなくても伝わるしゃべりを」「あ、え、い、う、え、お、あ、お!」と我が家の茶の間でも若き日本代表への檄が飛びます。頑張ろうニッポン!

↓ピッチレポーター高橋大輔さんも、懸命に自分のできることを頑張っているぞ!

高橋:「ふ、福永さん!」

実況:「ハイ、高橋さん」

高橋:「先ほど前田選手のシュートで」

実況:「ええ」

高橋:「会場の雰囲気がすごい変わったなって感じるんですけど」

高橋:「どうですかね?」

実況:(ええっ!?質問!?)

実況:「確かに、非常に静かだったサポーター席からも」

実況:「また、何か日本のゴールを期待する声が上がってきています」

永島:「さすが高橋さん、よく見てる!」

うぜぇwwwwww

最後にしゃしゃり出てくるヤツうぜぇwwww

「自分は門外漢だから」と謙虚にしゃべってるだけで、世界選手権金&五輪銅のアスリートだからな!

永島ごときが上から目線でしゃべれる相手じゃないんだぞ!

自分、ランクとしては「武田の下」なんだからな!

↓キャプテン植田は相手のヒジを受けて大流血しながらも、闘志はいささかも衰えることはない顔!

テコンドー王者という紹介!

髪型、眉毛!そして流血!

戦うために生まれてきたとしか思えない男!

実に頼もしい!

結局試合はそのまま粘り切って日本が3-0で勝利。前半のゴールラッシュからすると後半は物足りない感じもしますが、金森・前田・野津田といくつかの決定機もありました。いろいろな選手にチャンスを与えるという意味では、ある程度のペースダウンもやむなしでしょう。「希望」を感じさせたい試合でしっかりと3-0で勝った、それで十分。何だか、もっと大きなモノへとつながっていくような予感漂う試合だったと思います。スポーツのチカラ、それを背負う大本命として、リオ五輪での奮闘に期待したいものですね。

↓なお、ピッチレポーター永島は、リオには向いてないっぽいです!



永島:「アフリカ」
永島:「仮想アフリカ」
永島:「ナイジェリアという戦いだったんですけども」

「仮想ナイジェリアという意味でアフリカ勢のガーナを迎えた一戦」をカタコトで伝えてくるピッチレポーター永島!

ヘタしたら日本在住のアフリカ人のほうが弁が立ちそうなレベル!

このあとの監督インタビューは小谷実可子さんがソツなくこなし、フジもハッキリと「永島いらんやん」を認識!

これはリオ五輪では「一般人は入ったら危ない」地域のレポーターくらいでしか起用できない!

ただ、その仕事はラモスという適任がほかにいるから、リオでの仕事はなかった!

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「フジは外人顔のカタコトが好き」ということだけはわかりました!