視聴率競争では日本テレビの後塵を拝するテレビ朝日が、この分野では絶対に負けないと胸を張っているのがアナウンサー育成事業。大学生を対象に運営するアナウンススクール『テレビ朝日アスク』、通称“アスク”が、学生の間で大評判となっているのだ。
 「アナウンサーになるための専門学校なのに、入学するだけで100倍という狭き門になっている。もの凄い人気ですよ」(関係者)

 理由は、民放及びNHKへの高い合格率だ。なんと今年度入社した女子アナはキー局、NHK合わせて6人もいるのだ。
 「池谷麻依(テレ朝)、田中萌(同)、上村彩子(TBS)、宇内梨沙(同)、小澤陽子(フジ)、副島萌生(NHK)。皆、各局が一押しにしている新人アナウンサーばかりです」(制作関係者)
 「学生の間で絶大な人気を誇る“アスク”の講習内容は、アナウンサー養成コース、声優養成コース、ナレーター養成コースなどがあり、応募資格は、アナウンサー就職セミナーが大学3年生以上、養成コースは大学1年から通うことになります」(事情通)

 気になる授業料は以下だ。
 「アナウンサー養成コースは基礎と研究科、そしてプロ専科、就職セミナーなど、もろもろ合算すると約40万円弱。テレ朝にとって青田買いに直結するだけに、美味しい事業なんです」(関係者)

 ちなみに日本テレビには『日テレ学院』、フジテレビは『お台場アナウンススクール』、TBSが『TBSアナウンススクール』をそれぞれ運営している。
 「テレ朝を見て各局も本腰を入れてスクール運営に乗り出す。現金収入が入って来るのは魅力的なことなんです」(同)

 来年はどのスクールから女子アナが輩出されるのか。