コロナ禍の影響で減少していた訪日外国人客数が、ついに単月ベースで「コロナ前」の水準を上回った。背景にあるのが円安で、19年10月は1ドル=110円程度で推移してきたが、23年10月は150円程度で推移。割安感が日本への旅行需要を後押ししている。ただ、かつては「爆買い」の主役だった中国からの観光者は回復途上で、コロナ前の35%程度の水準だ。「伸びしろ」が大きいといえる一方で、オーバーツーリズム(観光公害)への対応も急