元代表監督のトルシエ氏、東京五輪での指揮を熱望「日本に戻ることが夢」

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 アフリカのスポーツ情報を伝えるトーゴメディア『Africa Top Sports』は、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏の言葉を伝え、同氏が2020年に開催する東京オリンピックで、日本代表を率いて引退したいと言及したことを伝えた。

 トルシエ氏は、「日本に戻ることが夢だ。彼らがオリンピックチームのために私のことを考えてくれているといいね。そうすれば素晴らしいキャリアの最後になる」とコメント。東京オリンピックに出場する日本代表の指揮を希望した。また、「14歳から20歳までの若者へのトレーニングプログラムを伝えたい。日本は、その世代で外国人コーチの経験が必要なんだ」と続け、若年層の指導に関心を示していると続けた。

 トルシエ氏は、1998年のフランス・ワールドカップ終了後に日本代表の監督に就任。世代別の代表も指導し、1999年のFIFAワールドユース選手権ではU−20日本代表を率い、小野伸二や高原直泰らを要して、全ての年代を通じて日本初となるFIFA主催大会の決勝に進出。準優勝に導いた。

 2000年のシドニー・オリンピックでは32年ぶりに決勝トーナメントへ進み(ベスト8敗退)、2001年のコンフェデレーションズカップでは準優勝を果たした。2002年の日韓ワールドカップでは、日本代表をW杯初の決勝トーナメントに導いている。