乱闘を仕掛けてくるボブ・サップに、一回り小柄な体ながら、「未熟者に真の格闘技を教えてやる」とバッサリ斬った勇者であったが…。

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“キモ”のリング・ネームで知られ、総合格闘家、キック・ボクサーとして活躍してきたキム・“キモ”・レオポルド選手(DC7所属)が、心臓発作のため41歳で死亡していたことが分かった。

キモはドイツ出身だが、米国ハワイ育ち。大学ではアメリカン・フットボール選手として体を鍛えた。デビューは1994年のUFC3 “The American Dream”、すでに30歳であったが、その強靭さゆえ「怪人」の異名をとるキモは、UFCを引っ張るファイターとして存在感を増していった。

UFC、K-1、PRIDEいずれのリングも経験しており、2006年の “Extreme Wars 5”でウェス・シムズと対戦、TKOで負けて引退となる。12年間の戦績は、総合格闘技としては20試合12勝7敗1引き分け、キック・ボクシングでは3試合0勝3敗。

彼はハワイに伝わる “マナ” と呼ばれる不思議な力を自身のファイティング・スピリットだとし、イエス・キリストのタトゥーを彫り、十字架を背負って入場するなど、常に強い精神力と信仰心をアピールする男であった。

だが、引退までの数年間は、禁じられているステロイド系薬物の使用でサスペンドを受けたり、今年に入ってからはカリフォルニア州ロング・ビーチで覚せい剤所持の現行犯として逮捕されるなど、不名誉な話題が続いていた。

心臓発作を引き起こした原因など、詳しい死因についてはまだ報告されていない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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画像:Chron.comより