――今回は初回盤と通常盤の2種類のジャケットがあり、DVD付きのバージョンもありますが、衣装など見所を教えて下さい。

中川:やってみたかったキラキラのジャケット、ラメを初回盤で入れてもらえたのが嬉しいですね。あと、PVが今までで1番のお気に入りで、何回も観ちゃいます。サビで「愛してる」って出てくるんですけど、川本さんの歌に対しても、アニソンに対しても「愛してる」なんです(笑)。ファンクラブのみんなをライブ会場に集めて、皆さんがコスプレをしてきてくれてすごく楽しい空間になったので、「アニソン大好き!」という笑顔ができたことと、ギャグっぽい所がたくさん散りばめられている所ですね。「るろうに剣心」ファンの人や、翔子のブログを見てくれている方が観たら、クスっと笑っちゃうような、色んな要素が詰まっていて。メイキングもまた「ドラゴンクエスト」風になっていたり面白い感じなので、これは是非オススメですね。

――音楽と同じく、PVのような映像に対するこだわりも強いですか?

中川:PVも残るものだし、歌と同じく作品なので。「るろうに剣心」って薫ちゃんと操ちゃんと2人ヒロインがいるんですけど、どっちを着ようかすごく迷って、結局両方着ちゃったんですよ。張り切りました!最高にお気に入りです。

――PV撮影や「空色デイズFes.」などでファンの方の前で歌う機会も増えたと思いますが、人前で歌うのにはもう慣れましたか?

中川:最初のCDデビューした時はもう、ただただ怖くて。「横に揺れるのすら出来ないのに無理ですよー!どうしよう?」という感じで泣きそうで、緊張の割合が大きかったんですけど、「空色デイズ」で吹っ切れたというか。みんなが一緒に腕を振ってくれたり、盛り上がってくれたので、お腹から声を出して大声で歌って、すごく気持ち良かったですね。あと「空色デイズ」とカップリング曲「happily ever after」の歌詞にすごく感動して、亡くなった方に対しての前向きな気持ちを綴った歌だったんですけど、この歌詞を見て「これは絶対に生で聴いて欲しい!伝えられるように頑張らなくちゃ!早く歌いたい!」と思ったので。この間も「マツリーナ」という人生初の夏フェスに出させて頂いて、「4千人もいてどうしよう?」って、さすがにちょっと心がくじけそうだったんですけど、「兄尊」(アニソン)と書いたTシャツを着て行ったら、みんな盛り上がってくれて(笑)。なので、人前で歌うのは楽しいです!

――相変わらず、ボイストレーニングに通う時間はありませんか?

中川:本当にやりたいですけど、なかなか時間がなくて(笑)。10月にライブがあって、たくさん曲を歌うんですけど、まだそのスキルが無いハズなので。水木さんがボイトレをやっているそうなので、習いに行きたいんですけど、「Z」の発音だけ上手くなったりとか(笑)。

――ダンスについてはどうですか?

中川:ダンスが本当に鬼門ですね。マツリーナの時に一生懸命「1/2」を歌って踊って、見事にステップを踏んでいるつもりだったんですけど、「どうやっているんだ?」というぐらい全部ズレているのでビックリしました(笑)。多分、体と頭が繋がっていないのかな?「ダンスより、貪欲な心を観て下さい!」と言いたいです。

――10月20日のC.C.Lemonホールでのライブは、どんなライブにしたいですか?

中川:すごくたくさんの方が収容できる、歴史のある場所だし、今までの歌をたくさん歌わせてもらえて、みんなが自分のためにお金を払ってチケットを買ってくれて、一生に一度しかないファースト・コンサートということで。コンサートは夢だったんですけど、目前にすると怖くてしょうがなくて。でも、全てを出し切って、「こういうことを言ったらおかしいかな?」とか何も気にせずに、色んな衣装を着て100%自分を出せたらと思います。父親(歌手の故・中川勝彦氏)も歌ったことがある場所だと聞いたので、すごく楽しみにしています。

――こんなグッズを作ってみたいと考えているものはありますか?

中川:ずっとグッズのことばかり考えてます(笑)。憧れなんですよ。まだTシャツとかしか無いので、ファースト・コンサートでしか買えないうちわとかタオルとか。みんなにタオルを振り回して欲しいんですよね。