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 ◇インターリーグ ドジャース2―3レッドソックス(2026年8月1日 ロサンゼルス)

 【伊東勤 視点】ドジャースの山本は、レッドソックスの吉田との対戦を楽しむというよりいろいろな球種を使いながら一人の打者としてアウトを取ることに徹していた。2回の第1打席。初球、直球が逆球になって甘く入った。振り返れば吉田が打てるとしたらこの球だけだっただろうか。カーブ、カットボール、スプリットと球種を駆使して2―2。5球目は外から入ってくる精度の高いカットボール。吉田は手が出なかった。4回の第2打席は直球、カットボールの後、真ん中低めへのカーブ。完全にタイミングを外された吉田は力のないスイングで中飛に倒れた。7回の第3打席の初球はカーブを見逃し。打者の習性として前の打席で打ち取られた球とはいえ最初からカーブは狙えない。主導権を奪った山本は直球で押し込んで一ゴロに打ち取った。

 山本の投げる球は全て一級品。この球種に絞るということができない。吉田は3度の勝負で自分のスイングをさせてもらえなかった。オリックス時代より隙がない山本の凄さを感じたと思う。(スポニチ本紙評論家)