オーストラリア代表のクリスティアン・ヴォルパート【写真:ロイター】

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オーストラリア代表MFヴォルパートに薬物運転と速度超過の疑い

 オーストラリア代表MFクリスティアン・ヴォルパート(サッスオーロ)が現地時間7月24日、シドニーでの運転中にコカインの陽性反応を示した疑いがあることが発覚した。

 地元メディア「ABCニュース」が報じている。

 22歳のヴォルパートはBMWのクーペを運転中、制限速度60キロのアンザック・ブリッジを時速109キロで走行したとして警察に制止された。ヴォルパートはその場で路上薬物検査を受け、コカインの陽性反応が出たとされている。これに伴い、スピード違反の罰金処分を受けるとともに、ニューサウスウェールズ州での運転を禁じる6か月の国際運転免許停止処分が科された。警察はさらなる分析のために2回目の口腔液サンプルを採取し、捜査を継続している。

 さらに警察の主張によると、ヴォルパートはこの摘発の数時間前にも同じエリアで速度超過により呼び止められていたという。その際に行われた路上飲酒検査の結果は陰性だった。

 今回の事態を受け、オーストラリアサッカー協会はの広報担当者は「所属選手の一人に関する疑惑は認知している」と声明を発表。「選手と連絡を取り合っており、今後もプロセスを通じて状況を注視し、選手をサポートしていく」と言及している。

 一方で、情報筋によると22歳のヴォルパートは疑惑を否認しており、自発的に受けた独立した検査の結果は陰性だったとしてFAに提出されたと伝えている。今年のワールドカップでイタリアからオーストラリアへ代表資格を変更して話題を呼んだヴォルパートだが、FAはスポーツ・インテグリティ・オーストラリアを通じて厳格な薬物規定を設けている。有効な医療目的の例外措置なしに禁止物質の陽性反応が出た場合、最長4年間の出場停止処分が科される可能性があり、競技外での使用かつパフォーマンス向上目的でないと証明された場合でも3カ月に短縮されるにとどまるため、今後の捜査の行方に注目が集まる。

 イタリアのユース代表から今年初めにオーストラリア代表へと籍を移したヴォルパートは、ワールドカップで3試合に出場。トルコとの開幕戦(2-0)ではベンチ入りしたものの出場機会はなかったが、続くアメリカ戦(0-2)で途中出場を果たし、パラグアイ戦(0-0)ではスタメンを務めた。さらにエジプトとのPK戦による敗退となった一戦にも出場していたが、ピッチ外での大きな騒動により今後の行方に注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)