KNB北日本放送

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おととい富山市の八重津浜海水浴場で、13歳の男子中学生が溺れ死亡する事故がありました。当時救助活動にあたった消防隊員は、富山湾では浜辺の近くでも急に深くなる場所があるとして、注意を呼びかけています。

伏木海上保安部によりますと、おととい午後4時ごろ、富山市の八重津浜海水浴場で、市内に住む13歳の男子中学生が溺れました。通報からおよそ1時間後、消防の潜水士が海中で中学生を発見しましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。中学生は、別の中学校に通う4人とともに遊びに来ていて「泳ぎが苦手」と話していたということです。警察と伏木海上保安部が司法解剖を行った結果、中学生の死因は水死とみられるということです。警察は引き続き、事故の原因を調べています。

事故が起きた現場は、海水浴場の海岸堤防周辺です。海保によりますと、現場周辺は急激に深くなる地形になっていて、波消しブロック周辺では水深が5メートル以上にもなるといいます。

おとといの事故で現場での救助活動を指揮した富山北消防署の尾島知和さんは、富山湾特有の急峻な地形には遊泳する上で危険が潜んでいると話します。

富山北消防署 尾島知和主幹
「富山県の沿岸部は、浜辺から近いところでも急に深みが発生するところがありますので、地域の特性を理解していただいて行動してほしい」

今回事故が発生した場所では、14年前の2012年にも、海に飛び込んで遊んでいた男子中学生3人のうち1人が溺れる事故が起きました。

地元に住む人は…。

地元の男性
「波消しブロックができて、波がただ引いていくだけじゃなく、回ったりする波もあり、結構危ないとは前から言われている」

消防によりますと、押し寄せた波が局所的に強い勢いで沖へ戻る「離岸流」はおとといは発生していなかったということですが、尾島さんは「海や川には様々な危険がある」として注意を呼びかけています。

富山北消防署 尾島知和主幹
「海や川、水際で行動するときは、ちょっとした不注意で命に危険が及ぶ場合があります」
「ライフジャケットを身に着ける。大人の方も飲酒して海に入らないなど、ルールを守っていただきたい」

おとといの事故を受けて、富山市教育委員会はきょう市内の全ての学校と保護者に対し、注意を呼びかける案内を出したということです。