プロ野球のヤクルトと楽天でプレーし、今季限りで現役を引退した独立リーグ、BCリーグ埼玉の由規投手兼任コーチ(34)=本名佐藤由規=が16日、埼玉県越生町で記者会見し、「何も悔いはない。本当によくやったなと自分を褒めてあげたい」と晴れやかな表情を見せた。

 古巣のヤクルトがコーチでの招聘(しょうへい)を検討している。

 仙台育英高から高校生ドラフト1巡目で2008年にヤクルト入団。快速球を武器に10年には12勝を挙げたが、右肩のけがに悩まされ通算32勝(36敗)に終わった。由規は「いずれは指導者になりたいと思いながら、埼玉で兼任コーチをやらせてもらった。けがに苦しむ選手はたくさんいる。経験を伝えないといけない」と語った。