©Terrifier 3 LLC, 2024

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『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は米公開2度目の週末を迎えたが、 米国興行収入はわずか705万ドル。前週比マイナス81.3%という、稀に見る大暴落となっている。

2024年10月11~13日の米興収ランキング1位は初登場の『テリファー 聖夜の悪夢/ Terrifier 3』で1,830万ドル。2位は3週目の『野生の島のロズ』で1,345万ドル。『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は前週1位から3位に転落した。

1館あたりの収益も厳しいものとなった。『テリファー』2,514館上映、『野生の島のロズ』3,854館に対して、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は前週と変わらず4,102館でこの週最多の上映館数だった。

前週比マイナス81.3%は非常に深刻なもの。昨年の“アメコミ映画離れ”の象徴となった『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のマイナス69.9%、のマイナス78.1%よりも大きなものであり、アメコミ映画としてはワースト記録となった。ワーナー・ブラザースのDC作品としては、大ヒットが期待されていた『ザ・フラッシュ』のマイナス72.5%よりも残酷な結果となっている。なお、『ザ・フラッシュ』は全世界累計で2.7億ドルに終わっていた。

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』も予想外の結果となりそうだ。現時点の全世界累計は1億6,531万ドル。製作費は2億ドル、損益分岐点は4億5,000万ドルとされるが、米メディアの間ではすでに諦めムード。今週の各メディアは、この約束されたはずの期待続編の悲劇と共に、『テリファー 聖夜の悪夢/ Terrifier 3』の驚きのヒットスタートを伝えた。

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日より日本公開を迎えた。米Box Office Mojoのデータでは興収240万ドル(約3億5,800万円)。前作『ジョーカー』に対しては8割ほどとなるが、アメリカほど顕著な差は出ていない。アメリカでは、前作初週末9,620万ドルに対して本作は3,768万ドル、半分以下のダウンとなっていた。

ジョーカーは、アメリカでは2週目に『テリファー』のアート・ザ・クラウンが出現して敗れる形となったが、日本での2週目末には『ソウX』(10月18日)のジグソウが襲来することとなる。すでに『室井慎次 敗れざる者』との戦いを繰り広げているジョーカーの国内2週目の健闘にも注目だ。全米1位スタートの『テリファー 聖夜の悪夢/ Terrifier 3』は2024年11月29日より日本公開。

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