馬乗りで虫歯治療か 障がい者支援施設の入所者を死なせた疑いで歯科医師らを書類送検

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 馬乗りで虫歯治療か。入所者を死なせた疑いで歯科医師らを書類送検です。

 業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、大阪市阿倍野区の男性歯科医師(61)と兵庫県西宮市の女性看護師(55)です。

 2人は今年5月、大阪市淀川区にある障がい者支援施設で、入所者の橋本邦彦さん(当時69)を虫歯の治療中、胸や腹を押さえつけ急性呼吸障害などで死亡させた疑いがもたれています。橋本さんは重度の知的障がいがあり、女性看護師が馬乗りになるなどして5人がかりで押さえ込むなどしていたとみられています。

 警察の調べに対し男性歯科医師は「身体拘束は指示していない。看護師に一任していた」、女性看護師は「歯科医師が施設で治療をするという以上、暗に身体抑制を指示したものだった」などと話していて、警察は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けて書類送検しました。