尼崎市長退任後、講演など精力的に活動する稲村和美氏〈2023年11月7日 神戸市内〉

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 斎藤元彦・兵庫県知事(46)が30日付で失職したことに伴い、11月に実施される予定の知事選に、前尼崎市長の稲村和美氏(51)が立候補する意向を固めたことが、本人への取材でわかった。

前尼崎市長・稲村和美氏〈2022年11月撮影〉

 稲村氏は無所属で立候補する方針で、10月初旬、正式に立候補の意思を表明する。

 稲村氏はラジオ関西の取材に対し、「(一連の文書問題で)兵庫県政が停滞し、県民が置き去りになっているのではないか。このままではいけないと思う。県民本位で進めていくために、政党色のない組織による支持のもと、私らしく無所属で挑みたい」と話した。

尼崎市長退任後、講演など精力的に活動する稲村和美氏〈2023年11月7日 神戸市内〉

 兵庫県知事選挙は斎藤氏の失職後、50日以内に実施される。
 県選挙管理委員会は投開票日を11月10日か17日で調整。

 自民と維新が独自候補の擁立を目指しているほか、共産党は、無所属新人の医師・大澤芳清氏(61)を推薦、すでに出馬表明している。