榊原信行CEOから記念の金メダルを贈られた浅倉カンナ

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 「RIZIN.48」(29日、さいたまスーパーアリーナ)

 休憩前、次回大会が「RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA」(11月17日、ポートメッセなごや)であることが発表された。

 ポートメッセなごや初進出となる同大会には、前RIZINフェザー級王者のヴガール・ケラモフ(32)=アゼルバイジャン=と、イゴール・タナベ(24)=ブラジル=の参戦が決定。芦澤龍誠(29)=フリー=と昇侍(41)=KIBAマーシャルアーツクラブ=のバンタム級ワンマッチ、浜崎朱加(42)=AACC=とシン・ユリ(30)=韓国=のスーパーアトム級ワンマッチも決定した。

 素肌にスーツをまとってリングインした芦澤は「ピース!オッケー、次大みそかやろうと思ったけど、12月まで待てないので11月にやらせてもらいます。ピース。(昇侍は)昭和のイケてる男っす。平成のブッ飛んでる俺がバチバチの殴り合いするんで、リスペクトしてるんで」とハイテンションでマイクアピールし、握手を求めた。

 応じた昇侍は2022年7月のRIZINで右腕を骨折しており、「沖縄のRIZINから2年、腕の骨折から復帰に時間がかかりました。ようやく名古屋で復帰戦を最高の相手と戦うことができます。どっかが死ぬぐらいバチバチの戦いで、次が最後になってもかまわないぐらい、どっちかが生きてどっちかが死ぬような熱いファイトをやりたいと思ってるのでヨロシク」と、握手を求め返した。

 3月のストラッサー起一戦を自身の体重超過で中止させるという失態を演じたタナベは名古屋で、ウエルター級から一気にヘビー級へと転向。関係者やストラッサーとその家族に陳謝し、「ずっとウエルター級でやるつもりでしたけどうまくいかなくて、一生皆さんの前で試合ができないと思い、上の階級で世界を目指すことにしました。試合をできなかった期間でいろいろ学んだので、さらに強くなった僕を応援よろしくお願いします」と神妙に語った。

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 榊原信行CEOは休憩前、日本の武道の素晴らしさを伝える「ジャパンマーシャルアーツエキスポ」に巌流島、クインテット、K-1とともに賛同し、10月19日に横浜BUNTAIで開催されるプロローグイベントに参加することを発表。「武道の国・日本にはたくさんの格闘技があるので、その素晴らしさを伝えていければと、われわれもその趣旨に賛同して」と説明した。

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 浅倉カンナの引退セレモニーが終了後、パリ五輪レスリング金メダリストの藤波朱理と鏡優翔がリングインした。

 鏡は「元気ですか?!」とアントニオ猪木さんばりにあいさつすると、藤波と2人で対角線のコーナーに上がって、首に懸けた金メダルを観客に披露した。

 スピーチでは鏡が「こんなにたくさんの観客がいるのはうらやましいなと。レスリング界はまだ観客が少なくて。たくさんレスリング界からRIZINに進出してる人もいますけど、ぜひともレスリングも注目して見ていただきたいなと思います」、藤波も「ホントにキラキラした舞台でシンプルにうらやましいなと思います。私たちも熱くレベルの高い戦いをしているので、機会あればレスリングの会場にもお越しください」とアピールしていた。