5回、代打・青木は中前打を放つ(撮影・佐々木彰尚)

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 「ヤクルト−広島」(18日、神宮球場)

 ヤクルトの青木宣親外野手が四回に投手・ヤフーレの代打で登場。現役引退発表後、初めて迎える本拠地の打席で大歓声を浴びた。

 この日、出場選手登録されていた青木。名前がコールされると神宮のスタンドから大きな歓声がわき起こった。広島・九里と対した打席。しっかりと3球見極め、カウント2−1からの変化球に対して泳ぎながらも中前に運んだ。

 青木らしい技術が結晶したかのような一打に雨の本拠地は大盛り上がり。ベンチの高津監督も笑みを浮かべ、村上はガッツポーズを繰り出して祝福していた。この一打で日米通算2724安打目。今季限りでユニホームを脱ぐが、衰えないバットコントロールを披露した一打だった。

 その後、サンタナのタイムリーで同点のホームを踏んだ青木。ベンチでは村上らから笑顔で出迎えられ、タッチをかわした。ベテランの一打からヤクルトが試合を振り出しに戻した。