大谷翔平「アジア記録」更新、こんなに早く破られるなんて 韓国メディア悲痛「16年かけて作ったのに」
大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(30)が2024年9月18日、マーリンズ戦に「1番・DH」で先発し、3回の第2打席で48号2ランを放った。
『夢の50-50』へカウントダウン
大リーグ通算219号を記録し、今シーズン「48本塁打・48盗塁」を達成。これで韓国出身のチュ・シンス(42)が持つ記録を抜いて、アジア出身者最多本塁打を更新した。
大谷のアジア新記録は、韓国でも大きな注目を集め、複数のメディアが速報した。
韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)は、「大谷48号ホームラン、チュ・シンスの記録がこんなに早く破られるなんて...219ホームラン『夢の50-50』カウントダウン」などのタイトルで記事を公開した。
記事では「チュ・シンスが16年間で1652試合7157打席に入って積み上げた記録を、大谷は7シーズンで彼を超えた」と驚異的なスピードで記録を塗り替えたことを強調した。
チュは韓国の高校を卒業すると、韓国プロ野球球団に入らず渡米。00年にシアトル・マリナーズと契約し、プロキャリアをスタートさせた。
チュは今シーズンを最後に現役引退
その後、05年に大リーグデビューを飾り、06年7月にトレードでクリーブランド・インディアンス(現クリーブランド・ガーディアンズ)に移籍。その後、シンシナティ・レッズ、テキサス・レンジャーズを経て、21年オフに韓国のSSGランダースに入団した。
大リーグでは16年間プレーした。通算打率.275、218本塁打、782打点を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは.824。レンジャーズ時代の18年5月に通算176本塁打を記録し、ニューヨーク・ヤンキースなどでプレーした松井秀喜氏が持つ175本塁打のアジア出身者最多本塁打を更新した。
チュは韓国リーグ4年目の今シーズン、77試合に出場し打率.282、5本塁打、37打点を記録。地元メディアによると、今シーズンを最後に現役引退するという。