悠仁さま

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「学業に差し障りがなければ…」

 秋篠宮家の長男・悠仁さま(17)は現在、高校生活最後の夏休みのただ中にあられる。受験生ながら先日は地方ご公務にご臨席、ほどなく「国際学会デビュー」も控えており、来月には晴れて成年を迎えられる。そんな中、いよいよ東大合格への“お膳立て”も整って――。【前後編の後編】

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 前編【「悠仁さま受験を見越した制度」 本命・東大農学部への合格に“死角なし”の理由を専門家が解説】では、東大の入試制度を紹介しながら、なぜ悠仁さまが“死角なし”といわれているのかについて解説した。

悠仁さま

 悠仁さま受験勉強が本格化するこの時期にあって、秋篠宮家への逆風がいっそう吹き荒れそうな“火種”が生じているという。

「7月18日に西村泰彦長官の定例会見が行われ、悠仁さまの成年式について『高校ご卒業後、適切な時期に執り行われる』と、あらためて説明があったのです」

 とは、宮内庁担当記者。

「長官は、9月6日に悠仁さまが18歳になられてから成年式までの間のお出ましについて『宮中行事は成年式を終えてから出席なさるのが適当だと思うが、それ以外は参加される可能性はある』と発言。記者からは一般参賀や園遊会へのご出席について質問が出たのですが、長官は『一般参賀は宮中行事だが園遊会はそうではない。学業に差し障りがなければ参加なさることは当然ある』と繰り返していました」(同)

焦燥感に駆られたご様子の紀子さま

 秋の園遊会は、例年11月初頭に催される。成人年齢が引き下げられたとはいえ、成年式を迎えられないままご出席となれば、極めて異例である。

「陛下や秋篠宮さまが初めて出席されたのは成年式を終えられてからであり、愛子さまや佳子さまに至っては、ともに大学ご卒業後。長官の説明に、記者からは『(会場が)赤坂御用地だから宮中ではないということか』と質問が出ましたが、長官は『別の整理をしたい』と言うばかりでした」(同)

 受験を控えられながら、その貴重な時間を割いて出席なさるご真意は、にわかに測りかねる。それでも、さる宮内庁関係者が言うには、

「長官といえども、その一存で『ご参加の可能性あり』などと明言できるものではない。事前に秋篠宮ご夫妻と“すり合わせ”をし、ご許可を得ていたのは言うまでもありません」

 とのことで、

悠仁さまのご成長に、ことさらお心を砕いてこられたのは紀子さまです。大学ご進学のめどが立った現在、来年に控える成年式を前に、次代のお世継ぎであるというアピールを国民に示さなければなりません。本来であれば大学進学後、満を持して来年春の園遊会に出席なさればよろしいのですが、今年春に初めて出席された愛子さまがポジティブな注目を浴びたこともあり、焦燥感に駆られたご様子の紀子さまは、“一刻も早く”と願われているのです」(同)

宮内庁の対応には疑問」

 それによって“可視化”の効果も見込めるという。

園遊会で並ばれる順番は、皇室でのご身位に準じます。まず陛下、そして皇后さま、続いて皇嗣であられる秋篠宮さま、次に紀子さまです。春の園遊会では、同じ内親王でも、よりご身位の高い愛子さまが佳子さまに先んじられ、会場となった赤坂御苑では、その順番で立たれるお姿がテレビに映し出されました。皇嗣家の悠仁さまは愛子さまよりご身位が上であり、“いかに愛子さまが人気でも、お世継ぎはあくまで悠仁さまです”という国民へのメッセージになり得る。そうしたお考えが、紀子妃のご心中で強まったのでしょう」(同)

 宮内庁に聞くと、

「長官の発言は秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御意向を踏まえたものではありません。また、今秋の園遊会への御出席を想定したものでもありません」(総務課報道室)

 が、宮内庁OBで皇室解説者の山下晋司氏は、こう言うのだ。

「悠仁親王殿下が出席されれば、“早くもお世継ぎアピール”などとネガティブな取り上げ方をするメディアもあるでしょう。長官がご出席に言及したのは、秋篠宮同妃両殿下のご意向を受けてのことでしょうが、こうした批判が起こる可能性について側近は進言しなかったのか。また、成年式後の“来春の園遊会から”といった提案はしなかったのか。内情は伝わってきませんが、結果的に宮内庁の対応には疑問を感じます」

 大学受験の首尾いかんでは“皇室特権”との批判も再燃しかねない。猛暑が去っても、ご一家には多難の季節となりそうである。

 前編【「悠仁さま受験を見越した制度」 本命・東大農学部への合格に“死角なし”の理由を専門家が解説】では、東大の入試制度を紹介しながら、なぜ悠仁さまが“死角なし”といわれているのかについて解説している。

「週刊新潮」2024年8月15・22日号 掲載