計2部門で2024年上半期No.1を獲得

写真拡大

 全国の家電量販店やECショップのPOSデータをもとに集計したデータベースで、いま売れているデジタル家電が正確に分かる「BCNランキング」では、毎年7月、上半期に最も売れたメーカーをデジタル家電の部門ごとに発表している。年間販売数No.1企業を称える「BCN AWARD 2025」(24年1〜12月集計値)の中間発表でもある。ソフトウェアの2部門でNo.1を獲得したAHSに、上半期の振り返りと今後の意気込みを聞いた。

●「Synthesizer V」がヒット



 「BCNランキング」の「サウンド関連ソフト部門」と「ユーティリティソフト部門」の2部門で上半期No.1を獲得したAHS。

 上半期の振り返りをたずねると、「歌声合成ソフト『Synthesizer V』を沢山の方々にご好評いただき、『BCN AWARD 2024』のサウンド部門で初めて1位を受賞できたことをとても嬉しく思っております」とコメント。さらに、「弊社の強みは幅広いユーザー層へ提供できる製品群にありますが、今後はEDを採用したモデルなど、さらに高精細な像を求めるユーザーへも提案できる製品を拡充しユーザー層を広げていく事、お客様の満足度を上げてブランド力を確立していく事を目指していきたいと考えております」と今後の意気込みを語った。

●イチ推しタイトルは「Synthesizer V」シリーズ



 AHSの今年下半期に向けたイチ推しタイトルは、やはり「Synthesizer V」シリーズという。

 「現在販売している製品の中でも近年非常に注目されているのが、歌声合成ソフトの『Synthesizer V』シリーズです。同シリーズのエディターである「Synthesizer V Studio Pro」は、これまで多言語歌唱、ラップ歌唱など非常に強力な機能を実装してまいりました。昨年はRLHFという新しいピッチ表現の機能強化で、より一層リアルな歌唱表現が可能になりました。大変ありがたいことに、現在はプロのアーティストの方にご利用いただける機会も増えております。弊社Webサイトでは無料でお試し頂けるBasic版も配布しておりますので、まだ使ったことがないという方もぜひご利用ください」とのこと。新しい表現手段としてSynthesizer Vシリーズに注目だ。