Image: Fred Duval / Shutterstock.com

さてどんな声で来るのか!?

ChatGPTが音声でのサービスを開始したとき、その声の1つが映画『her/世界でひとつの彼女』のスカーレット・ヨハンソンそっくりじゃん!と話題になり、本人からも抗議を受け、一旦サービス停止になったのは記憶に新しいところ。

スカーレット・ヨハンソンの抗議を受けて、ChatGPT音声の一部を利用停止:そっくりだけど、違う声

秋ごろに一般公開

Phone Arenaが報じるところによると、このChatGPTが音声モードを再開しているそうです。 Xで「高度な音声モードはより自然でリアルタイムな会話を提供し、いつでも話を中断できたり、あなたの感情を感じ取って反応する」と投稿しています。

現在音声モードで対話できるユーザーは限られているようですが、秋頃に一般に公開される予定です。

OpenAIは、モデルを4つの音声でのみ話すようにトレーニング。また、「その4つの声と異なる出力をブロックし、暴力的な内容や著作権で保護されたコンテンツの要求をブロックするガードレールを実装した」としています。つまり、自分のChatGPTを好きな俳優やアイドルの声にしようと思っていた人には、残念なお知らせですね。

ヨハンソンは声の仕事をお断り

実は今年5月、スパイク・ジョーンズ監督映画『her/世界でひとつの彼女』でデジタルアシスタントのサマンサの声を務めたスカーレット・ヨハンソンに、ChatGPTのCEOサム・アルトマンが、ChatGPTの高度な音声モードで使用される「Sky」という名前の声のオファーをしていたそうです。

真似するつもりはなかった...だって

そしてスカーレット・ヨハンソンは、そのオファーを断ったのですが、アルトマンは彼女のノーを受け入れられず、そっくりな声で音声サービスを開始。

この行動に対してヨハンソンは弁護士を介入させ、アルトマンは最終的に声を模倣する意図はなかったという弱々しい声明を出すことになりました。ChatGPTが差し替えるための別の声を探している間、音声モードは一旦停止されていました。

今回の声はスカーレット・ヨハンソンとはまったく違う声になるのか? そして男性の声のオプションはあるのか? アクセントはどんな感じか?など、いろんな期待が湧いてきます。魅力的な声だと映画みたいにAIに恋してしまう可能性もありますしね、ちょっと気をつけてなきゃいけないかもですね。

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