エレベーターをめぐる当事者からの意見(イメージ)

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アイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともかさんが2023年11月20日にX(旧ツイッター)を更新し、エレベーターの「優先レーン」への意見を投稿した。

猪狩さんは2018年4月に歩道で事故に遭い、脊髄損傷による両下肢麻痺と診断され、車椅子生活を送りながらアイドル活動を続けている。

「人いっぱい並んでる中使う勇気が出なくて普通に並びました」

「優先レーン」は、東京メトロが11月16日から表参道駅と明治神宮前駅のエレベーターに試験設置した。車椅子やベビーカー、ヘルプマークの利用者らが並んでいる場合はエレベーターを譲るよう呼びかけるものだ。

猪狩さんは「明治神宮前駅の地上に出るエレベーターで優先レーンを発見」したといい、「少し前にニュースで見たやつだ〜!」と思ったものの「人いっぱい並んでる中使う勇気が出なくて普通に並びました」と、優先レーンは利用しなかったことを明かした。

他のユーザーからは

「いざとなると遠慮しちゃいますよねっ」
「優先レーンとか優先座席とか。なんか特別扱いされると気が引けちゃいますよね。『優先』そういうことじゃ無いと思うけど」

など、猪狩さんへの共感の声が寄せられた一方で、

「車椅子優先ですよと認知してもらうために並ぶのもアリだと思います」
「絶対に使った方がいいよ 周りの人も気にしてると思う」

と、優先レーンを積極的に使うべきだとする意見も書き込まれた。

「気が引ける...って人は私以外にもいると思います」

「せっかく設置されたのだから、使わないと周りからも必要ないと思われて普及しないどころか、逆に廃れていってしまうょ 設置するために頑張ってくれた人達の想いもあるんだし」

とのコメントには、猪狩さんが

「ベビーカー押してる方も通常の列に並んでいましたし、気が引ける...って人は私以外にもいると思います。反対派ではないけど、もう少し違うやり方がいいのかなぁって。警備員さんが誘導するとか」

と返信している。