11月に入り、日中と朝晩の寒暖差が激しくなる季節…。
風邪など体調の不安も多くなる時期ではないのでしょうか?
キリンホールディングス株式会社は、「免疫のケア」を啓発する官民連携活動「げんきな免疫プロジェクト」の最新調査で免疫の低下に関する調査を行ったところ、600人の医師・看護師が2023年は特に免疫の低下に注意を払ったほうがいいというデータが発表されました。

2023年は特に注意!医師・看護師の約8割が「要注意」レベルと回答!
医療従事者600名に、今年の気候や環境などを鑑みて免疫の低下に対する危惧と、それに伴う免疫のケアに注意すべき度合いを【免疫注意報】で示すとどのレベルとなるかを尋ねたところ、例年に比べてしっかりと注意した方がよいと回答したのが23.8% 、続いて例年に比べてややしっかりと注意した方がよいが53.2%となり、例年よりも注意レベルが上がっていることがわかりました。

原因は夏の猛暑も影響!さらにマスクや行動制限の緩和により今年は特に注意
免疫低下の要因を調べた調査では、「脱マスク/行動制限の解除」の影響があると答えた人は66.3%で、「今年の夏の記録的な猛暑」の影響があると回答した人は81.5%にのぼりました。調査を監修したイシハラクリニック副院長 石原新菜 先生によると、「今年は記録的な猛暑の影響で外出控えによる運動不足、エアコンの使用による身体の冷え、さらに秋口の気温の変化による室内外の気温差で、自律神経のバランスが乱れ、免疫機能の低下につながっている恐れがあり、さらに今年の冬は3年ぶりの行動制限ない冬により、人との交流が増えることが見込まれ結果的に風邪などのウイルスにさらされることも増えるためより注意が必要」と解説。

今年は特に気温・湿度に注意、気温15℃・ 湿度40%をチェック!
さらに、石原先生によると、「気温や湿度が低下するとウイルスは表面の水分を失い空中に浮遊しやすく、生存期間も長くなり、さらに空気の乾燥と低温は、上気道で病原体のバリアとなる粘膜の免疫機能低下につながり感染も拡がりやすくなります。
毎日の予防習慣として、気温15℃・湿度40%を免疫注意の指標として生活に取り入れていくのが健康な体づくりにとって重要な指標のひとつ」と解説しました。

また、「免疫機能を維持するには、十分な睡眠・適度な運動・ストレスをため込まないなど、日々の生活習慣の見直しが大切です。特に、冬の始まりは寒暖差による自律神経の乱れ・冷えなどが起こりやすいため、体温を上げる習慣を日常に取り入れることが重要です。代謝が上がり、エネルギーの消費量が増えるほど熱が発生するため体温も上昇。血流も促進され、免疫細胞の働きも活性化します。」

薬局でも、注意喚起、毎日の免疫対策をボードで周知

クオール薬局恵比寿店では、毎日の気温・湿度を表示するディスプレイを設置。気温・湿度の変動による免疫低下に注意するとともに、身近なケア・対策法についても紹介しているようです。

今年は寒暖差も激しく、インフルエンザなどの感染症も大流行中。
日常生活で気温と湿度を一つの指標としてチェックし、風邪対策を意識してみてはいかがでしょうか?