【アルテミスS展望】GI馬続出の出世レース、差し追い込みが決まりやすい
関東エリアにおける阪神JFへのステップ重賞。過去の連対馬から、アユサン、レッツゴードンキ、メジャーエンブレム、リスグラシュー、ラッキーライラック、ソダシ、サークルオブライフ、リバティアイランドと後のGIホースが多く輩出されており重要度が高い。
1.中距離タイプの種牡馬に注目
14年に9番人気で勝利したココロノアイはステイゴールド産駒で、15年に12番人気で勝利したデンコウアンジュはメイショウサムソン産駒。他も、ハーツクライ、オルフェーヴル、ディープインパクト、エピファネイア、キタサンブラックなど中距離で活躍馬を出しやすい種牡馬の産駒が活躍する傾向にある。
2.差し・追い込み有利
昨年は4角9番手のラヴェルが追い込みを決め、一昨年は4角8番手からサークルオブライフが追い込みを決めた。また、19年は9頭立ての8番手からリアアメリアが差し切り勝ちを収め、18年は4角13番手からシェーングランツが差し切った。さらに15年には、後に逃げ切りでGIを2勝するメジャーエンブレムをデンコウアンジュが4角11番手から差し切った。
3.前走上がりに注目
過去10回の成績を前走上がり順位別で見てみると、上がりが1位だった馬は[6-6-2-39]で複勝率26.4%、2位は[3-2-4-24]で複勝率27.3%、3位は[1-1-2-13]で複勝率23.5%だが、4・5位は[0-1-1-12]で複勝率14.3%、6位以下は[0-0-1-24]で複勝率4.0%。
ラヴスコールは札幌芝1500mで新馬勝ちしたドゥラメンテ産駒。その勝ちっぷりが上々で、ポテンシャルはかなり高そうだ。瞬発力がある馬であるから東京替わりはプラスと見て、ここでも勝ち負けを期待したい。