『毎日映画コンクール』で田中絹代賞を受賞した、寺島しのぶ

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女優・寺島しのぶ(50)が、14日の都内で行われた映画賞『毎日映画コンクール』の表彰式に出席し、田中絹代賞に輝いた。

日本映画史上、不世出の大女優の名を冠していている田中絹代賞は、生涯現役として250本近くの映画に出演した田中の功績を継ぐと見られる女優に贈っているもの。

母・富司純子(77)も1999年に受賞していて、会場で「母娘での受賞は、史上初のことです」とのアナウンスもあった。受賞スピーチに立った、寺島は「母と娘で取らせてもらったことは非常に光栄に思えて、二人で喜び合いました」と明かしつつ「母は『私の場合は、たまたま取れた』と言ってましたけれど、そんなことはないはず。そんな母、私の受賞について、とっても喜んでくれました」と顔をほころばせた。

そして、今後のこと「私は、母の仕事を見て、映画、スクリーンの中に入りたいとずっと思っていました。今回、大変有難いことに田中絹代さんという大きな名前がついた賞を頂きました。田中絹代さんがされてきた功績、演技だけじゃなく、日本の女優として、映画界などに色んな形で携わっていきたいなと思います」と誓いを立てていた。

寺島しのぶ

毎日映画コンクール』で田中絹代賞を受賞







1946年から始まった『毎日映画コンクール』は、カンヌ映画祭と同じ歴史を誇り、今年で77回目の開催。主な受賞者は、以下の通り。

◆日本映画大賞/『ケイコ 目を澄まして』(三宅唱監督)
◆日本映画優秀賞/『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)
◆外国映画ベストワン賞/『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)
◆アニメーション映画賞/『高野交差点』(伊藤瑞希監督)
◆大藤信郎賞/『犬王』(湯浅政明監督)
◆ドキュメンタリー映画賞/『スープとイデオロギー』(ヤン ヨンヒ監督)

◆監督賞/三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』
◆脚本賞/早川千絵『PLAN75』
◆撮影賞/月永雄太『ケイコ 目を澄ませて』
◆美術賞/今村力、新田隆之『死刑にいたる病』
◆音楽賞/青葉市子『こちらあみ子』
◆録音賞/川井崇満『ケイコ 目を澄ませて』

◆男優主演賞/沢田研二『土を喰らう十二ヵ月』
◆女優主演賞/岸井ゆきの『ケイコ 目を澄まして』
◆男優助演賞/窪田正孝『ある男』
◆女優助演賞/伊東蒼『さがす』
◆スポニチグランプリ新人賞/番家一路『サバカン SABAKAN』
◆スポニチグランプリ新人賞/嵐莉菜『マイスモールランド』

◆TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 日本映画部門 『チェリまほ THE MOVIE 〜30 歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい〜』(風間太樹監督)
◆TSUTAYAプレミアム映画ファン賞 外国映画部門 『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)