アイアンマン』(08)からスタートした「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」。2019年には完結編となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)が公開され、大きな話題となった。全23作品ある「アベンジャーズ」シリーズ、あなたは公開順に観る派? それとも時系列順に観る派? 

今回は、「アベンジャーズ」シリーズ全22作品を時系列順/公開順に並べて紹介します。

作品一覧【公開順】

初心者はまず公開順に観て、実際のMCUファンのこれまでの興奮を実際に体験するのがオススメ。興奮MAXの状態で観る『アベンジャーズ/エンドゲーム』は別格です。

(1)『アイアンマン』(2008)
(2)『インクレディブル・ハルク』(2008)
(3)『アイアンマン2』(2010)
(4)『マイティ・ソー』(2011)
(5)『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
(6)『アベンジャーズ』(2012)
(7)『アイアンマン3』(2013)
(8)『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)
(9)『キャプテンアメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
(10)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
(11)『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
(12)『アントマン』(2015)
(13)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
(14)『ドクター・ストレンジ』(2016)
(15)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)
(16)『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
(17)『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(2017)
(18)『ブラックパンサー』(2018)
(19)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
(20)『アントマン&ワスプ』(2018)
(21)『キャプテン・マーベル』(2019)
(22)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
(23)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)

時系列で作品あらすじをチェック

『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)

時は第2次世界大戦中。ニューヨークに住むスティーブ・ロジャースは、軍に志願するものの生まれつき病弱であったため入隊が認められなかった。しかし軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」によって強靭な肉体を手にしたスティーブは、「キャプテン・アメリカ」として凶悪な敵を倒していくようになる。

『ジュマンジ』(95)などの名匠ジョー・ジョンストンが監督を担当し、ひ弱な男性から一変してムキムキの超マッチョに様変わりするクリス・エヴァンスの肉体美が何よりインパクトがある。公開順だと「MCU」シリーズ第5弾となる作品。

『キャプテン・マーベル』(2019)

時はアベンジャーズが結成される以前の1990年代。クリー帝国のエリート特殊部隊員であるヴァース(ブリー・ラーソン)は、任務中に地球のレンタルビデオショップ落ちてきた。彼女は完全に記憶を失っていたが、その記憶にある秘密を狙って追っ手が地球に迫るが……。

アベンジャース誕生秘話が語られる本作はマーベル・スタジオが初めて製作した「女性映画」としての社会派的側面を持ち、初の女性監督となるアンナ・ボーデンと『ハーフネルソン』(06)のライアン・フレックが共同監督を務めた。主人公ヴァース演じるのは『ルーム』(15)でアカデミー主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンで、逞しい女性ヒーロー像を見事に体現した。

『アイアンマン』(2008)

世界最大規模の軍事企業スターク・インダストリーズの社長を務めるトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、自社で開発したミサイルをアフガニスタンで紹介するが、そこでテロリストに囚われてしまい武器開発を強要される。何とか脱出に成功したトニーはその体験からテロ組織と闘うことを決意。「アイアンマン」となって撲滅に乗り出すのだった。

シリーズ映画として歴代世界興行収入堂々の1位を保持するマーベルコミックスのクロスオーバー企画「マーベル・シネマティック・ユニバース」。公開順だと、記念すべき第1弾である本作は、『ザスーラ』(2005)のジョン・ファブローが監督を担当し、当時薬物中毒が問題視されていたロバート・ダウニー・Jr.が主人公に大抜擢された。結果、不屈のニューヒーローの誕生に世界中が熱狂することとなった。

『アイアンマン2』(2010)

自らが「アイアンマン」であることを世間に公表し、テロ組織との闘いを繰り広げてきたトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)でったが、彼が装着しているアーマーが政府に武器と見做され提出を求められる。トニーの要求を拒否するが、同じ頃、彼を恨むロシアの物理学者ウィップラッシュが強力な武器を開発し、モナコでトニーに襲いかかる……。

『アイアンマン』の大ヒットを受け、引き続きジョン・ファブロー監督が続投。ロバート・ダウニー・Jr.扮するアイアンマンの敵役にミッキー・ロークやサム・ロックウェルなど豪華俳優が抜擢された他、スカーレット・ヨハンソン扮するスターク社に潜入する謎の女スパイ「ブラック・ウィドウ」が登場するのも本作から。

『インクレディブル・ハルク』(2008)

科学者のブルース・バナー(エドワード・ノートン)は、自らの肉体を使って研究を続けていたが、放射能実験に失敗し大量のガンマ線を浴びてしまう。すると怒りを感じた時にアドレナリンの分泌とともに身体が緑色に巨大化。ブルースはモンスターとしての秘密をひた隠しにしながら、治療法を見つけようとするのだが……。

科学者と巨大モンスター「ハルク」を名優エドワード・ノートンが見事に演じ分ける。その超人的力に魅せられたティム・ロス扮するブロンスキーが変貌を遂げる恐るべきアボミネーションとの対決は圧巻の大迫力。

『マイティ・ソー』(2011)

全能の神オーディン(アンソニー・ホプキンス)支配する神の国アスガルド。その第1王子であるソー(クリス・ヘムズワース)はあまりの強さ故の傲慢さによって父の怒りを買い、人間界に追放されてしまう。人間界でソーは人の弱さを学ぶこととなる。一方、第2王子で邪神のロキ(トム・ヒドルストン)がオーディン暗殺を企てていた。

本作はマーベル史上最強のヒーローの登場によって世界中で大ヒットを記録。ソーとロキの兄弟を演じたクリス・ヘムズワース、トム・ヒドルストンのツートップをナタリー・ポートマンやアンソニー・ホプキンスなど実力派が囲み、日本からは浅野忠信がキャスティングされている。さらにシェークスピア俳優ケネス・ブラナーが意外にも監督に起用されている。

『アベンジャーズ』(2012)

未だかつてない最強の敵を前に世界滅亡の危機を迎えた地球。人類の運命はアイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ハルク、ホークアイら結成した「アベンジャーズ」に託されるが、彼らは衝突を繰り返し、チームとしてなかなかまとまりがつかなかった……。

マーベル・コミックスのスーパーヒーローたちが一堂に集結する「アベンジャーズ」シリーズの記念すべき第1弾。彼らの奮闘に世界中のアメコミ映画ファンが熱狂し、歴代の映画作品中最速で世界興行収入10億ドルを突破するという驚異的な記録を打立てた。

『アイアンマン3』(2013)

スーパーヒーローたちによる「アベンジャーズ」が人類を滅亡の危機が救って1年が過ぎようとしていた。トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は相変わらずスーツの開発を続けていたが、突如謎のテロリスト集団に襲撃される。トニーは親友のアメリカ空軍大佐ローディ(ドン・チードル)の協力を得て敵のアジトを突き止めるが……。

「MCU」シリーズの超人気作である「アイアンマン」シリーズの完結篇である本作からフェーズ2が幕を開け、主人公トニー・スタークの心の葛藤が描かれるとともに、第1作からトニーを悩ませてきたテロ組織との決着を付ける。監督は『ザ・プレデター 』(18)の名匠シェーン・ブラックが担当し、シリーズ中最も緊迫感に満ちた作品となった。

『マイティ・ソー ダーク・ワールド』(2013)

アベンジャーズの闘いから1年後、ダークエルフのエーテルを吸収してしまった恋人ジェーン(ナタリー・ポートマン)を助けるためソー(クリス・ヘムズワース)は彼女をアスガルドへ連れ帰る。しかしそのことが原因で国が存亡の危機にさらされてしまい、ソーは仕方なく犬猿の仲である弟ロキ(トム・ヒドルストン)に応援を要請する。

前作『マイティ・ソー』では敵対関係にあったソーとロキの兄弟が手を取り合い共闘する様子が描かれる。マーベル・ファンにはたまらない展開が数々散りばめられており、神の国アスガルドのダイナミックな全貌も明らかとなる。

『キャプテンアメリカ ウィンター・ソルジャー』(2014)

アベンジャーズが世界を滅亡の危機から救って2年後、スーパーヒーローたちを管理する国家組織「S.H.I.E.L.D」の一員として平和維持の任務にあたっていたキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)は、任務中、謎の暗殺者ウィンター・ソルジャーが率いる部隊の襲撃に遭い窮地に陥る。

「本作は、その後「アベンジャーズ」シリーズを続けて監督することになるルッソ兄弟が監督を担当。正義のヒーローであるキャプテン・アメリカが正体不明の敵に追い込まれていく展開は見事なサスペンスを醸し出している。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)

トレジャーハンターのピーター・クイル(クリス・プラット)は、パワーストーンのオーブを盗み出すが、そのことが原因で他の賞金稼ぎや女暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)と争うことに。さらに投獄されてしまったピーターは所内の仲間たちと脱獄をするのだったが……。

マーベル・コミックに登場する悪人たちがヒーローとして登場する変わり種作品。監督は『スクービー・ドゥー』(02)や『ドーン・オブ・ザ・デッド』(04)の脚本を務めたジェームズ・ガンが担当し、SFの雰囲気を醸し出すアクション大作となった。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のリーダーであるピーター・クイル(クリス・プラット)は、女暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、アライグマのロケット、グルート、豪傑ドラックス(デイヴ・バウティスタ)ら仲間とともに銀河の危機を救うべく立ち上がる。

悪人たちがヒーローとしてチームを結成するSF冒険活劇『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編である本作では、今回も銀河の平和を揺るがす危機に巻き込まれる姿がコミカルに描かれる。監督は前作から引き続きジェームズ・ガンが務め、カート・ラッセルやシルベスター・スタローンなど往年の名優たちの共演も大きなみどころ。

『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)

天才的科学者として開発を続けていたトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、世界の平和を維持しるための人工知能「ウルトロン」を起動。しかしそれがかえって人類を滅ぼす脅威となり、アベンジャーズは再集結し、前人未到の敵に挑むこととなる。

スーパーヒーローたちが堂々の集結を果たす「アベンジャーズ」シリーズ第2弾となる本作。監督は『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』のジョス・ウェドンが担当し、アベンジャーズの信頼関係が人間ドラマを形成する。

『アントマン』(2015)

アベンジャーズによるソコヴィア襲撃後、窃盗罪で服役していたスコット・ラング(ポール・ラッド)が出所する。しかし彼は養育費が払えないことから娘にも会えない寂しい暮らしを送らなければならなかったが、そんな彼の身元を科学者のハンク・ピム(マイケル・ダグラス)が引き受け、「アントマン」になってほしいと頼まれるが……。

本作でフェイズ2が一区切りとなる。監督は『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(08)のペイトン・リードが務める。アリほどに縮まった男のミクロな世界がコミカルな要素を交えながら描かれる。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)

最強の人工知能「ウルトロン」との闘いから1年後、これまで世界を危機から救ってきたアベンジャーズたちがもたらす損害が問題視され、政府管理下に置かれることとなった。その結果を受け、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)とキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)の間で意見が対立。その溝がさらに深まり……。

「キャプテン・アメリカ」シリーズ第3作目となる本作ではスーパーヒーロー、キャプテン・アメリカとトニー・スタークとの対立に焦点が置かれるため、実際は「アベンジャーズ」シリーズのひとつとしても数えられる。また本作から「MCU」シリーズはフェーズ3に突入し、アントマン、ブラックパンサーやスパイダーマンなど新たなキャラクターが登場する。

『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)

若干15歳の高校生ながら「スパイダーマン」としてアベンジャーズの内戦に参加したピーター・パーカー(トム・ホランド)。スーパーヒーローであることを自他ともに認めてもらいたいピーターは、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)に深い恨みを持つ怪人バルチャー(マイケル・キートン)との闘いにひとり挑もうとするのだが……。

サム・ライミ監督による旧三部作以降もスパイダーマンを主人公とした実写化作品の製作は新シリーズ「アメイジング・スパイダーマン」を経て、「MCU」シリーズに組み込まれ、その広がりは無限大。ピーターとトニーとの子弟関係や悪役バルチャーを演じる元祖バットマン俳優マイケル・キートンの怪演ぶりなど、みどころが盛りだくさん。

『ドクター・ストレンジ』(2016)

天才外科医スティーブン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、突然の事故の後遺症で両手に麻痺が残ってしまった。しかしあらゆる治療法を探すうち、神秘の魔術の存在を知る。その指導者に弟子入りをしたスティーブンは魔術師となり、未知の悪との闘いに挑む。

魔術師という異色のキャラクター設定のヒーローを主人公に闇の魔術師との死闘が描かれる。英国俳優ベネディクト・カンバーバッチの謎に包まれたミステリアスな雰囲気とともに、多次元的な宇宙世界を起源に持つ魔術世界の神秘的映像表現が観る者の視覚を激しく刺激する。

『ブラックパンサー』(2018)

強力な力を持つ鉱石ヴィブラニウムの産出によって繁栄しているワガンダの若き国王ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)は、鉱石の力が悪用されないように「ブラックパンサー」として暗躍していた。ところが元秘密工作員エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)の陰謀が秘密裏に渦巻いていた。

本作に登場するワガンダは黒人の国家で、ブラック・パンサー役のチャドウィック・ボーズマンとライアン・クーグラ監督はともに黒人であり、「MCU」シリーズとしてアフリカ系による製作を意識している。そうした側面によって第91回アカデミー賞ではスーパーヒーロー映画としては類例のない作品賞を含む7部門にノミネートされ、3部門を見事受賞した。

『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(2017)

前人未到の人口知能「ウルトロン」との闘いから2年後、神の国アスガルドに再び危機が迫っていた。国を追放されてしまった最高神の父オーディン(アンソニー・ホプキンス)をニューヨークまで捜索しにきたソー(クリス・ヘムズワース)であったが、そこへ銀河へ恐怖をばらまく女神ヘラ(ケイト・ブランシェット)が現れる。強大な闇の力を前にソーは仲間たちとともに立ち向かうのだが……。

「マイティ・ソー」シリーズの第3作目となる本作。クリス・ヘムズワース扮するソーがロキ他、ハルクや女戦士ヴァルキリーとともにチームを結成する展開がMCUファンにはたまらない。女神ヘラを演じるケイト・ブランシェットは妖艶な魅力を発揮し、圧倒的存在感を放つ。

『アントマン&ワスプ』(2018)

窃盗で服役すような人物であるにも関わらず「アントマン」としてアベンジャーズの内乱に参戦したスコット・ラング(ポール・ラッド)は、アベンジャーズを政府管理下に置くことに反発したキャプテン・アメリカ側に加担したことで自宅軟禁状態となっていた。そこへハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)と彼の娘ホープ・ヴァン・ダインが現れ、極秘計画への参加を要請する。

元泥棒という異色の経歴のヒーロー「アントマン」が主人公の人気シリーズ第2作目。監督は前作から引き続きペイトン・リードが担当。ポール・ラッド扮するアントマンとエヴァンジェリン・リリーが華麗に演じるワスプとの軽妙なやり取りがミクロな世界を際立たせる。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)

6つすべてを集めると世界を滅ぼすという強大な力を発揮するインフィニティ・ストーンを着実に集める最強の敵サノス。アベンジャーズの仲間たちは次々サノスの手にかかり、チームはとうとう全滅寸前まで追い込まれる。残された者たちは命を賭けてサノスから地球を死守しようとするのだが……。

マーベル・コミックスのスーパーヒーローたちが結集する「アベンジャーズ」シリーズ第3作目となる本作では、世界の平和を守り続けてきたアベンジャーズがこれまでにない危機に直面する。監督は「キャプテン・アメリカ」シリーズを手掛けたルッソ兄弟が担当し、アクション描写により一層の激しさが加わる。ドクター・ストレンジやガーディアンズまで参戦し、宿敵サノスとの闘いはいよいよクライマックスを迎えようとしていた。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)

アベンジャーズとサノスとの激闘によって全宇宙は半分にまで生命力を減退させてしまった。生き残ったアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ソー(クリス・ヘムズワース)は再集結し、サノスへの逆襲に打って出るのだが……。

マーベル・コミックスによるクロスオーバー企画「マーベル・シネマティック・ユニバース」第22弾にして完結編となる本作。インフィニティ・ストーンを巡る英雄伝の終結に全世界のマーベル・ファンが歓喜し、歴代興行収入ランキングでは『アバター』(2009)を抜き、堂々の第1位に躍り出た。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)

アベンジャーズたちの一連の激闘が収束した頃、高校生のピーター・パーカー(トム・ホランド)は、夏休みの研修旅行でヴェネツィアを訪れる。そこへ水のモンスターが出現。しかし謎のヒーロー、ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)が危機を救う。その夜、元S.H.I.E.L.D長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)に呼び出されるパーカーだが……。

「MCU」シリーズ第23弾にして「インフィニティ・サーガ」のラストを飾る本作。壮絶なクライマックスを迎えた『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界が描かれる。監督は前作に続きジョン・ワッツが担当。トム・ホランド扮する新星スパイダーマンと人気俳優ジェイク・ギレンホール演じるミステリオとのやり取りに注目。

【文・チャーリー】

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。