王者リバプールが終盤の2失点で昨季に続きナポリに敗戦で黒星スタート《CL》

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チャンピオンズリーグ(CL)グループE開幕節、ナポリvsリバプールが17日に行われ、2-0でナポリが勝利した。

日本人所属のザルツブルクとヘンクが同居するグループE。昨季、リバプール、パリ・サンジェルマンの前にグループステージ敗退に終わったセリエAで2位のナポリは、2-0と快勝した直近のサンプドリア戦のスタメンから3選手を変更。ジエリンスキ、エルマス、マクシモビッチに代えてインシーニェ、アラン、マノラスを起用した。

一方、昨季14年ぶりにCL王者に輝いたリバプールは、プレミアリーグでは開幕5連勝と最高のスタートを切った。そのリバプールは3-1と逆転勝利した直近のニューカッスル戦のスタメンから3選手を変更。ワイナルドゥム、チェンバレン、負傷したオリジに代えてフィルミノ、ヘンダーソン、ミルナーを起用した。

昨季もグループステージで対戦した両チームの一戦は、オープンな入りとなった中、まずはホームのナポリがゴールに迫る。7分、ファビアン・ルイスのミドルシュートがGKを強襲し、ルーズボールを再びファビアン・ルイスがボレーで押し込みにかかるも、ここもアドリアンが凌いだ。

その後もハイレベルな互角の攻防が続いた中、21分にリバプールはショートカウンターからマネが枠内シュートを浴びせた。

前半半ば以降も引き続き集中力の高い攻防が続く中、ハーフタイムにかけてはリバプールがポゼッションする流れとなったが、ナポリはクリバリ、リバプールはマティプが立ちはだかり、前半のうちにゴールは生まれなかった。

迎えた後半開始4分、ナポリに決定機。マリオ・ルイの左クロスにメルテンスがボレー。だが、GKアドリアンのビッグセーブに阻まれた。

前半同様に集中した攻防が続く中、対するリバプールは65分にビッグチャンス。マノラスのクリアミスを拾ったサラーがボックス左からシュート。決定的だったが、GKメレトのファインセーブに阻まれた。

その後、インシーニェとロサーノに代えてジエリンスキとジョレンテを投入して攻撃にテコ入れを図ったナポリだったが、後半半ば以降はリバプールに押し込まれる状況が続いた。

しかし、80分にナポリがPKを獲得する。メルテンスのパスをボックス右で受けたカジェホンが深く切り返したところでロバートソンに倒された。これをメルテンスが決めてナポリが先制する。

そして追加タイム2分、ナポリに決定的な2点目が生まれた。メルテンスが敵陣ボックス内でファン・ダイクにプレッシャーをかけ、ルーズボールをジョレンテが蹴り込んだ。このまま2-0でナポリが勝利。昨季に続いてホームでリバプールを撃破し、白星スタートとしている。