Moog、初心者も音作り可能なセミアナログシンセGrandmother発表。パッチングで上級者にも対応


電子楽器メーカーのMoogが、アナログシンセサイザーの新製品「Grandmother」を発表しました。単体で動作するセミモジュラーシンセで、す5月17〜20日に開催されるMoogfestでは500台の限定モデルが販売されます。Grandmotherにはアルペジエーター、シーケンサー、Moog 905ベースのスプリングリバーブといったモジュールを多数内蔵し、それぞれをパッチングなしで利用できる一方、パッチングを施すことで自由にサウンドを生み出すこともできます。

1/4インチ、いわゆる標準ジャックの入出力にはギターやドラムマシンなどを接続可能。256ノートまでのシーケンスを3種類記憶させることができ、Minimoogベースのアナログオシレーターx2、Moog 904ベースの4極フィルター、パッチ可能な1極ハイパスフィルター、Moog 911ベースのアナログASDRエンベロープ、LFO、MIDI入出力/スルーといった機能を備えています。

入力x21、出力x16、マルチプルx4の計41パッチポイントを備えるほか、Mother-32やDFAM、Eurorackモジュラーなどと連携も可能です。

Grandmotherは5月17〜20日にカリフォルニア州ダーラムで開催されるMoogfestで公開され、特別カラーをまとったMoogfest限定モデル500台が販売されます。タッチアンドトライなども用意されるとのこと。Moogのサイトによると、価格は999ドル(約11万円)。