チェルシーのラファエル・ベニテス監督がナポリの新指揮官になることが、ほぼ決まったようだ。正式決定までに、残すは詳細のみとなっている。

ベニテス監督は25日にナポリ入りすると見られる。だが、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長、リッカルド・ビゴンSD(スポーツディレクター)、フィルマウロ代表取締役、財政部門を担当するキアヴェッリ氏は23日、ベニテス監督の代理人であるマヌエル・ガルシア・キロン氏と会談し、大筋合意に達したようだ。

先日、ヨーロッパリーグを制覇したばかりのベニテス監督にとっては、インテル時代に続いて2度目のイタリアでの冒険だ。インテルでは予定より早くベンチを去ることになったが、UAEでクラブ・ワールドカップ優勝を果たしている。

年俸350万ユーロ(約4億6000万円)の2年契約で、クラブには1年間の延長オプションが付くという条件がベースとなっている。詰めなければいけない細部は、スタッフに関することだ。ベニテス監督はボウデヴァイン・ゼンデン助監督や、アスレティックトレーナー、GKコーチ、戦術コーチを連れてくると見られ、それぞれサラリーは15万ユーロ(約2000万円)から25万ユーロ(約3300万円)あたりだろう。

だが、電話で交渉に参加しているベニテス監督は、ナポリにスタッフの強化を求めたようで、これに関して交渉が続いていると見られる。