あるいは昇り棒で遊びながら、楽しんでいただけである。

男性と女性の人生経験は、小学校高学年にして、これくらい大きな差があるのだ。

なるほど、こと精神年齢という話になると、男性が女性に勝てるわけがないだろう。

話が逸れたので戻します。

とにかく、女性にとって本当の幸せとはなにか、ということである。

果たして仕事や趣味に生きることなのか、幸せな結婚から出産・育児に進むことなのか。

そんな命題に関して、先日ある新しい意見を聞いた。

意見の主は齢60歳を過ぎた某知人女性である。

彼女は若いころから世界を飛び回って仕事をしてきたバリバリのキャリアウーマンで、経済的にも人が羨むような大きな成功を手にした一方で、母親としても一人娘を立派に育てあげた、まさに”二兎を追って二兎を得た”女性だ。

「今まで色んな仕事をして多くの達成感を得たけど、それでも人生を振り返ったときに一番誇れるものはなにかって言われたら、それはやっぱり娘が育ってくれたことよ」これが女性の総意だとは限らないが、それでも豊富な人生経験を誇る年配女性の言葉だけに強い説得力を感じた。

少なくとも、すべての母親は決して地味で平凡な人生を送っているわけではない。

何事にも代えがたい宝物を少しずつ少しずつ育んでいるのだ。