インテルとチェルシーは、以前からフランス代表のローラン・ブラン監督を追っている。これは一定の効果があるようだ。それはまた、フランスサッカー連盟(FFF)が、夏に満了する同監督との契約を延長するかどうか、まだ決めていないからでもある。

FFFのノエル・ル・グラエ会長は以前、ブラン監督の契約延長については、EUROが終わってから話し合うと明かした。だがブラン監督は、フランス『パリジャン』で、次のように話している。

「私が考えているのは、フランス代表監督を続けることだ。その考えは変わっていない。だが、まだ話し合ってはいないよ。そして、私はドアを叩くタイプの人間ではない」

フランスのメディアは、すでにインテルとチェルシーが名乗りをあげていると報じた。ブラン監督も次のように認めている。

「素晴らしい挑戦であり、ある段階(『パリジャン』はこれがEURO前か大会中としている)でクラブを率いると決めることもあり得るだろう。誰にもプレッシャーをかけたくはない。私は自分が思うことを言うだけだ。選手や監督の契約を延長するかどうかは、オーナー次第だという話をよく聞くね。それは事実だ。だが、働く側が何をするか決めることもあり得る」

つまり、契約延長のオファーがあったとしても、ブラン監督がイエスと言うとは限らないということだ。だが、ブラン監督が今考えているのは、EUROのことである。

「我々はグループリーグを突破したいと思っている。(フランク・)リベリ? 彼には待つだけの価値が十分にある」

また、ブラン監督は退任した場合、誰が後継者にふさわしいかということにも言及している。

「ディディエ・デシャンだ。我々は同じ道のりを進んできた」