CL出場権を獲得するのは? 3位を争う5チームを分析 〜ウディネーゼ、ローマ、インテル編〜
セリエA第28節は一つの判決を下した。予選を経ずにチャンピオンズリーグ(CL)に出場する上位2チームは、ミランとユヴェントスになるということだ。残るは一枠。予選を突破すれば本大会に出られるという、リーグ3位の座だ。
セリエAは残り10試合。3位を争っているのは、ラツィオ、ナポリ、ウディネーゼ、ローマ、そしてインテルだ。以下の5つの項目ごとに、各チームを分析してみよう。ここでは、ウディネーゼとローマ、インテルを紹介する。
1:全体的なコンディション
2:うまくいっていること
3:うまくいっていないこと
4:キーパーソン
5:日程
●ウディネーゼ(勝ち点47)
1:あまり高いレベルではない。ヨーロッパリーグ敗退も痛かった。ただナポリ戦では反撃し、議論を呼んだ退場劇がなければ、どうなっていたか分からない。
2:ディエゴ・ファブリーニの成長、アントニオ・フローロ・フローレスへの信頼性、パウロ・ベレートも回復と、アントニオ・ディ・ナターレのパートナーに動き。
3:負傷者問題。フランチェスコ・グイドリン監督は最近、多くの欠場者を抱えていた。特にマウリシオ・イスラとドゥサン・バスタは痛い。前者はシーズン絶望だが、後者が復帰すればプレーを活気づけるかもしれない。
4:結局のところ、ディ・ナターレだ。彼のゴールがなければ、すでに難しい目標である、4位という昨季の順位を上回ることは不可能だろう。
5:おそらく、3位争いの中では最悪だ。パレルモ(A)、シエナ(A)、パルマ(H)、ローマ(A)、インテル(H)、キエーヴォ(A)、ラツィオ(H)、チェゼーナ(A)、ジェノア(H)、カターニア(A)
●ローマ(勝ち点44)
1:ダービー敗戦後の連勝は、チームとその周辺に活気を取り戻させた。
2:ファビオ・ボリーニのブレイク。エリック・ラメラの純然たる格。そこに、パブロ・オスバルドも復帰し、攻撃面での解決策はたくさんある。
3:2試合連続で1−0だったが、ディフェンス力には疑問が残る。ここまでは、コンスタントにハイレベルなところは見られなかった。
4:ミラレム・ピアニッチ。今季の新星の一人だ。質量ともに、中盤において必須の選手。彼とダニエレ・デ・ロッシの調子が良ければ、チームの顔つきは変わる。
5:ミランやユーヴェとのアウェーゲームを除けば、あとは良い。ミラン(A)、ノヴァーラ(H)、レッチェ(A)、ウディネーゼ(H)、フィオレンティーナ(H)、ユヴェントス(A)、ナポリ(H)、キエーヴォ(A)、カターニア(H)、チェゼーナ(A)
●インテル(勝ち点41)
1:最悪、もしくはそれに近い状態。アウェーでのキエーヴォ戦の勝利で何かが動いたかに思われたが、ホームでアタランタとスコアレスドロー。今季は実質的にいつもそうだったが、再び騒がれている。現時点で3位になるのは「快挙」だろう。選手とクラブの頭はすでに将来へ向かっている。
2:これを挙げるのは難しい。ハビエル・サネッティは決して裏切らず、まだプロジェクトの一部となり続けるだろう。若手のアンドレア・ポーリとマルコ・ファラオーニはところどころで興味深いところを見せている。
3:守備では多くを許し、中盤も少し疲弊し切ったようだが、何よりも明らかなのは攻撃面での危機。ディエゴ・ミリートはアタランタ戦でまたも大事なPKを外し、ジャンパオロ・パッツィーニは1月22日を最後にゴールを奪っておらず、ディエゴ・フォルランは問題となっている。
4:ヴェスレイ・スナイデルのクオリティーと気迫を持つ選手は、チームにほかにいない。彼がケガから復帰し、影響を及ぼすことができれば、連勝するのも不可能ではないだろう。
5:ユヴェントス戦が終われば、ダービーまでは連勝するのに理想的な日程かもしれない。ユヴェントス(A)、ジェノア(H)、カリアリ(A)、シエナ(H)、ウディネーゼ(A)、フィオレンティーナ(A)、チェゼーナ(H)、パルマ(A)、ミラン(H)、ラツィオ(A)
セリエAは残り10試合。3位を争っているのは、ラツィオ、ナポリ、ウディネーゼ、ローマ、そしてインテルだ。以下の5つの項目ごとに、各チームを分析してみよう。ここでは、ウディネーゼとローマ、インテルを紹介する。
2:うまくいっていること
3:うまくいっていないこと
4:キーパーソン
5:日程
●ウディネーゼ(勝ち点47)
1:あまり高いレベルではない。ヨーロッパリーグ敗退も痛かった。ただナポリ戦では反撃し、議論を呼んだ退場劇がなければ、どうなっていたか分からない。
2:ディエゴ・ファブリーニの成長、アントニオ・フローロ・フローレスへの信頼性、パウロ・ベレートも回復と、アントニオ・ディ・ナターレのパートナーに動き。
3:負傷者問題。フランチェスコ・グイドリン監督は最近、多くの欠場者を抱えていた。特にマウリシオ・イスラとドゥサン・バスタは痛い。前者はシーズン絶望だが、後者が復帰すればプレーを活気づけるかもしれない。
4:結局のところ、ディ・ナターレだ。彼のゴールがなければ、すでに難しい目標である、4位という昨季の順位を上回ることは不可能だろう。
5:おそらく、3位争いの中では最悪だ。パレルモ(A)、シエナ(A)、パルマ(H)、ローマ(A)、インテル(H)、キエーヴォ(A)、ラツィオ(H)、チェゼーナ(A)、ジェノア(H)、カターニア(A)
●ローマ(勝ち点44)
1:ダービー敗戦後の連勝は、チームとその周辺に活気を取り戻させた。
2:ファビオ・ボリーニのブレイク。エリック・ラメラの純然たる格。そこに、パブロ・オスバルドも復帰し、攻撃面での解決策はたくさんある。
3:2試合連続で1−0だったが、ディフェンス力には疑問が残る。ここまでは、コンスタントにハイレベルなところは見られなかった。
4:ミラレム・ピアニッチ。今季の新星の一人だ。質量ともに、中盤において必須の選手。彼とダニエレ・デ・ロッシの調子が良ければ、チームの顔つきは変わる。
5:ミランやユーヴェとのアウェーゲームを除けば、あとは良い。ミラン(A)、ノヴァーラ(H)、レッチェ(A)、ウディネーゼ(H)、フィオレンティーナ(H)、ユヴェントス(A)、ナポリ(H)、キエーヴォ(A)、カターニア(H)、チェゼーナ(A)
●インテル(勝ち点41)
1:最悪、もしくはそれに近い状態。アウェーでのキエーヴォ戦の勝利で何かが動いたかに思われたが、ホームでアタランタとスコアレスドロー。今季は実質的にいつもそうだったが、再び騒がれている。現時点で3位になるのは「快挙」だろう。選手とクラブの頭はすでに将来へ向かっている。
2:これを挙げるのは難しい。ハビエル・サネッティは決して裏切らず、まだプロジェクトの一部となり続けるだろう。若手のアンドレア・ポーリとマルコ・ファラオーニはところどころで興味深いところを見せている。
3:守備では多くを許し、中盤も少し疲弊し切ったようだが、何よりも明らかなのは攻撃面での危機。ディエゴ・ミリートはアタランタ戦でまたも大事なPKを外し、ジャンパオロ・パッツィーニは1月22日を最後にゴールを奪っておらず、ディエゴ・フォルランは問題となっている。
4:ヴェスレイ・スナイデルのクオリティーと気迫を持つ選手は、チームにほかにいない。彼がケガから復帰し、影響を及ぼすことができれば、連勝するのも不可能ではないだろう。
5:ユヴェントス戦が終われば、ダービーまでは連勝するのに理想的な日程かもしれない。ユヴェントス(A)、ジェノア(H)、カリアリ(A)、シエナ(H)、ウディネーゼ(A)、フィオレンティーナ(A)、チェゼーナ(H)、パルマ(A)、ミラン(H)、ラツィオ(A)