フジテレビ系列の情報番組『目覚ましテレビ』のメイン司会を務める大塚範一キャスターが、急性白血病で休養することが韓国でも報じられた。韓国メディアは、大塚キャスターが原発事故以降福島産の農産物の安全性をアピールしようと試食コーナーで福島産の野菜などを食べていたとし、日本で放射能への恐怖が広がっていると伝えた。

 報道によると、日本の知人の医者から聞いた話として「最近、急性白血病患者が急増している」「被爆が原因という科学的根拠が出る場合、人々が動搖する」との内容がツイッターで広がっており、放射能の影響との推測が広まっているという。

 韓国メディアは、日本のネット上でうわさが広がっていると紹介した上で、その最中に福島産の農産物を試食していた大塚キャスターが、急性白血病を患ったことで、「現地で放射能の恐怖が広がっている」「福島産の農産物を試食していただけあって、不安が大きいのも当然」などと伝えた。

 また、「福島産の呪いが始まるか…野菜を食べていたキャスターが白血病」と題した記事では、「勇気ある彼の挑戦は輝かしかったが、結局『福島産は危ない』という結末となった」「該当地域の農民と漁業にかかわる住民の喪失感は極大化される見込みだ」との見方を示した。

 また一部では「原発事故で放出された放射能が、急性白血病患者の増加と関連があるという主張に対して、日本政府はまだ公式な立場を表明していない」と伝えるメディアもある。(編集担当:金志秀)