移籍マーケットの“爆弾”となるかもしれない。アルゼンチンでは、インテルとマンチェスター・シティFWカルロス・テベスが近く合意に至るのではないかと言われているのだ。テベスは先日、バカンス先のサルデーニャ島で、インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)と握手したところがスクープされている。アルゼンチンでの報道は、この握手で生まれた憶測をさらに強めるものだ。

アルゼンチン『オレ』のジャーナリスト、ホルヘ・ロペス氏は、「コパ・アメリカ決勝後、テベスの代理人であるアドリアン・ルオッコ氏とブランカTDの間で正式な会談があった。両者はとても近づいている」と明かしている。ただし、いずれにしても、インテルはマンCに対して正式な動きはしていないようだ。

ロペス氏によると、テベス側とインテルのコンタクトは、以前から同氏との付き合いが深いアトレティコ・マドリーFWセルヒオ・アグエロの移籍に関して交渉していたマンCの幹部からの情報だという。ロペス氏は「アグエロの交渉をすべて追い、マンCの幹部がビジネスをまとめてから、テベスについても聞いたんだ。確実にインテルへ行くと言っていたよ」と話しており、アグエロの代理人もこれを認めている。

テベスのインテル移籍は、コリンチャンスとマンCの交渉が破談に終わって以降、さらに具体的な可能性になっていると見られる。アグエロがマンCへ移籍すれば、テベスは移籍すると見られており、インテルがポールポジションに立っているようだ。テベスは何度となく南米へ戻りたいとの希望を表しているが、彼にとっても魅力的なオプションとなるのはインテルかもしれない。ブランカTDとルオッコ氏の会談は、その証明かもしれないのだ。