どうやらすべてが明確になったようだ。南アフリカ・ワールドカップでの落胆と涙、帰国時の温かい歓迎、その後の駆け引きの末、アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督は、そのままベンチで指揮を執り続けることに決めたようだ。

アルゼンチン『オレ』によると、マラドーナ監督は20日に行われたアルゼンチンサッカー連盟のフリオ・グロンドーナ会長との会談で、「イエス、私は続けたい」と語ったという。

マラドーナ監督とグロンドーナ会長は26日に再び直接会談をする予定で、ここで契約延長にサインし、同監督の去就問題に終止符が打たれると見られている。これにより、マラドーナ監督は2014年のブラジルW杯までアルゼンチン代表のベンチに座ることになりそうだ。

グロンドーナ会長は「月曜に会うためにディエゴと話した。唯一の真実はそれだけだ」と話すにとどまっている。地元メディアによると、連盟側はテクニカルスタッフのてこ入れも断念したという。

なお、マラドーナ監督とグロンドーナ会長の会談が26日まで行われないのは、同監督がベネズエラのチャベス大統領を訪問するために、カラカスへ向かうところだからだ。マラドーナ監督は「戻ってきたら、すべてを解決する」と話している。