――恫喝とゴマすりを駆使してリベンジした白石氏のケース

企業には、「負け組社員」と「勝ち組社員」がいる。「わずか1ミリの差」で負け組に転落し、会社員人生を棒に振ってしまうビジネスマンも少なくない。前回の連載「第二次リストラ世代に贈る(!?) 私が負け組社員になった理由」では、こういった社員に焦点を当て、その人物像を細かく描写することで、負け組に転落しないための心得をお伝えした。

新連載では負け組だった人や負け組に転落してしまった人が、リベンジ(復活)を誓ってはい上がる姿を紹介していく。もちろんはい上がれる人がいれば、はい上がれない人もいる。双方の生き様を見ることで、より多くの教訓を得られるはずだ。

日本の企業社会には、負け組への落とし穴がいたるところにある。だが、一度負け組に転落したらはい上がれないわけではない。はい上がれる人とはい上がれない人との明暗が分かれる「リベンジの十字路」で、職場を生きぬく技術を心得れば活路は見えてくる。この連載を通して、読者が質の高い会社員生活を送っていただけることを、願っている。(著者/吉田典史)

 「格差の時代」と言われる。そこで比較されるのは、正社員と非正社員が多い。しかし、企業社会にはその土俵に上がることすらできない人がいる。たとえば、「最終学歴が中学卒業や高校中退」の人たちだ。

 彼ら(彼女ら)がテレビなどで採り上げられるケースは、決まって「ヤンキ―パパ(ママ)の子育て奮闘記」的なもの。実際にこういう人たちを取り巻く環境を取材すると、現実はもっと厳しいことを思い知る。

 連載1回目は、暴走族上がりで高校中退の男性が、大学卒の社員をわがもの顔で従えるまでに這い上がったケースを紹介しよう。こういう人があなたの上司になる可能性もある。負け組社員になったとき、彼のように這い上がれることができるだろうか――。

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