「反恋愛主義」
 2008年の流行語にもノミネートされた「婚活」という言葉。「婚活」とは文字通り結婚活動のこと。年頃になれば誰しもが結婚できるなんてのは過去の話なんですね。「もはや婚活なしでは結婚できない時代がやってきた」という、独女ならドキリとしてしまうセリフを提唱するのは、ベストセラー「婚活時代」の著者・白河桃子さん。だけど、具体的に「婚活」って何をするの? 学生時代にした「就活」のようにエントリーシートを書いて男性に面接してもらうわけにもいかないし…。

 「婚活」において最もポピュラーなのは、結婚情報サイトへの登録。結婚情報サイトと一口にいってもそのタイプは様々。試しにGoogle検索してみても、6,440,000のサイトに該当し(2008年12月22日現在)これではどのサイトに登録しようか迷ってしまうはず。白河さんの「婚活時代」の中では、「結婚情報サイトの見分け方」なんていう有難いノウハウも収録されているのです。

 しかし、いざ優良な結婚情報サイトが見つかったからといって素直に登録する女性はそう多くは無いといいます。「結婚情報サイトに登録するのは恥ずかしい…」と引け目に感じてしまったり、「良い出会いがあるわけない」と決め付けて行動できない独女が多いのが事実。「自分で何もしないで、ただ誰かが来るのを待つだけという傲慢な姿勢では、結婚できない時代なってしまったんです。」と話す白河さん。(独女通信の書籍版『反恋愛主義―婚活時代に幸せをつかむための、傾向と対策」』86Pより引用)

 また、結婚にはある種の“妥協”が必要になってくるという。「一つ目をつぶれば彼氏ができる。三つ目をつぶれば結婚できる」とは、30代独身女性の結婚観を描いた人気コミック「30婚 miso/con」(講談社)のセリフ。現在大好評公開中の映画「反恋愛主義」の中でも、主人公の美人脚本家ドラは2人の男性の間で揺れ動く。スマートではないが、優しく温和な性格で自分をずっと愛し続けてくれる男と、遊び人だがセクシーで魅力的な男。本当に自分が恋人に求めているものは何なのか、悩んだ末ドラが選んだ相手は?

 ここで、どちらにも妥協できない女性は結婚から遠ざかってしまうのでは無いかと考えられます。実際に既婚女性達は無意識でも自分の中で「理想の結婚生活」を描いており、家庭的な夫との和やかな暮らしか、イケメン夫との恋愛の延長を楽しむか、一番大事なポイントをクリアしていれば他の条件は些細なもの。何もかも完璧な人間なんてありえないのだから。(独女通信の書籍版『反恋愛主義―婚活時代に幸せをつかむための、傾向と対策」』91Pより引用)

 「妥協」を悪い言葉と考えずに、プラス思考に考えることが幸せな恋愛への近道なのかも? 自分にとって絶対に譲れない条件は何か。年末年始は時間をたっぷりとって考えてみませんか?

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