2023年5月28日、参議院自民党は、少子化や地方の衰退に歯止めをかけるため、高校卒業までの医療費の無償化などを柱とした提言をまとめた。精神科医の東徹さんは「少子化対策は大事だが、もし全国的に完全無償化して1回200円の負担もなくすと、かえって国全体での医療費圧迫につながり、過剰な受診が増えて医師の仕事も増えてしまう」という――。■1回200円の自己負担を無償にすると医療費は10%増加東京都23区で実施している高校