今秋、春夏を含めても初の大阪優勝を飾った大阪商大堺。決勝では後に近畿優勝を果たすことになる大阪桐蔭を延長13回の熱戦の末破った。全国屈指の強力打線をどう抑えるか、突きつけられた難問を前に静 純也監督が先発マウンドに送ったのは、超が付く程の軟投派左腕・東山 一樹(2年)だった。なぜ超がつくかといえば、球速が100キロ程度だから。大阪桐蔭は全くデータ無し。正体不明の左腕が初球に投じた山なりのカーブはスタン