胸やけがひどいとき、抑えられる食べ物があった「一番お手軽なのは、牛乳」

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これから宴会の季節。暴飲暴食になりがちで、なおかつ加齢により胃腸が弱っていきがちです。とはいえ、お付き合いもある意味お仕事の一つ。胸焼けしつつも付き合うこともあるでしょう。せめて胃腸にやさしい食事を知っておきたいものですね。

■胸焼けの原因は胃酸

そもそも胸焼けはなぜ起きるのでしょう。ごはんを食べると、それを消化するために胃酸が出ます。しかし、暴飲暴食やストレスなどが原因で、必要以上に胃酸が出てしまうことがあります。この胃酸が逆流し、胸の位置を通っている食道が胃酸で焼けただれ炎症を起こすことで、胸焼けが発生するのです。

■どんな食べ物がいいの?

胸焼けを解消するためには、原因の胃酸をできるだけ出さないようにする必要があります。消化の良い物を食べれば、胃液は必要以上に出なくなります。うどんやおかゆなど、消化の良い炭水化物をおすすめします。パンも黒パンやライ麦パンといったものより白パンを、玄米よりも白米のほうが消化が良くなります。

■食事の前にこれを飲む!

また、胃酸がたくさん出たとしても、食道を守ってくれる盾ができれば安心です。こういうときに一番お手軽なのは、牛乳です。牛乳の脂肪分が膜を作ってくれます。冷たい牛乳はお腹を壊しやすいので、できれば少し温めて飲むとよいでしょう。

他にも、胃酸の酸性度を下げるという方法で食道を守ることもできます。アルカリ性の食べ物である脂肪は、胃酸の酸性度を下げてくれます。牛乳だけでなく、オリーブオイルたっぷりのサラダやバターソテーなどを頼むのもオススメです。

ただし、大量に食べると胃に負担をかけるので、量はほどほどにしましょう。

■食べ方も一工夫

食べるときに、早食いはしていませんか? よく噛まずにご飯をかきこんだりする食べ方をしていると、一緒に大量の空気も胃に送り込んでしまいます。そうなると大量の空気で膨れた胃が胃酸を押し上げてしまい、食道に逆流してしまいます。

普段からゆっくりかんで食べる習慣をつけましょう。

胸焼けの原因は暴飲暴食だけではありません。ストレス肥満などでも起こります。もし暴飲暴食気味で調子が悪いなあと思ったら、気をつけて食事を選んでみましょう。それだけで少しは楽になるはずです。