中国メディア・時尚先生網は3日、日本の飲食文化において欠かせない飲み物である味噌汁について、その特徴を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・時尚先生網は3日、日本の飲食文化において欠かせない“スープ”である味噌汁について、その特徴を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、味噌が大豆を発酵させるなど1―2年かけて作られるものであり、そのスープである味噌汁は黄色を帯びた乳白色であると紹介。その味は薄いにもかかわらずふくよかで、海鮮を一緒に入れると非常に美味しくなると伝えた。また、味噌は味によって甘いものとしょっぱいもの、色によって赤、黒、白に分けられるとした。

 そして、日本では米飯に味噌汁はつきものであり、小学生の学校給食でさえも「まず味噌汁から食べ始め、その次に米飯を口に運び、そのあとでおかずを食べるマナーがある」と紹介した。

 さらに、味噌が日本で大事にされている理由として、塩やしょうゆと同様重要な調味料とされていること、素晴らしい味を持っていることに加え、「抗がん作用や栄養的価値がある」と説明。日本人が長寿なのは、味噌汁を飲み続けていることと一定の関係があるとした。

 記事はそのうえで、味噌汁の正しい作り方を紹介。「聞くと複雑そうだが、実際は決して面倒ではない」として、鍋に水を沸かして具を投入し、具が柔らかくなったら出汁となる昆布や煮干しを入れ、最後にお玉で味噌を鍋に投じて溶かせば出来上がりであると説明した。

 そして、中国ではおいしいスープを作るのに少なくとも2時間、場合によっては10時間もかかるのに対して、日本の味噌は簡単にできることからも、日本で非常に愛されているのだと論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)