日本初の飲食店も 「ジュンク堂」も戻ってきた 天神ビジネスセンターⅡ開業
福岡市が進める再開発事業、天神ビッグバンの中核施設、天神ビジネスセンターⅡが8月4日、開業しました。オフィスや飲食店が入るほか、かつて同じ場所で営業していた大型書店も、天神の真ん中に戻ってきました。
■テープカット
「どうぞ。」
8月4日に開業した大型複合ビル、天神ビジネスセンターⅡ。
2021年に完成した天神ビジネスセンターの、すぐ隣に位置しています。
■井ノ上フィールドキャスター
「こちらは2022年から営業している飲食店街、通称、天神イナチカです。きょうオープンしたビジネスセンターⅡと地下でつながりました。店舗数も増えて飲食店街もパワーアップしました。」
新たに10店舗がオープンし、南北合わせて22店舗が並ぶ飲食店エリアに生まれ変わりました。
1階には日本初のアルプス料理専門店、ケーファーアルプスキッチンが登場しました。
■ケーファーアルプスキッチン・斉藤哲也さん
「オーストリア、北イタリア、ミュンヘン、スイスなど、アルプス地方の文化的背景を持った料理です。」
こちらはオーストリアの料理、シュニッツェルです。豚肉に衣をつけてサクッと揚げ、コケモモのジャムをつけていただきます。
そして、2階と3階には「ジュンク堂書店」が移転オープンしました。
■中村安里記者
「広々とした店内に、いろんなジャンルの本が並んでいます。そしてこちらには雑貨もあります。」
およそ55万冊の書籍のほか、文房具や雑貨も多く取りそろえ、ポップアップコーナーでは期間限定でオリジナル商品も販売する予定です。
「ジュンク堂書店 福岡店」は、天神ビジネスセンターⅡができる前、同じ敷地にあったビルで2001年から営業していました。
2020年に、天神ビッグバンによるビルの取り壊しで「天神西通り」に移転しました。
6年の時を経て、天神の真ん中に戻ってきました。
■訪れた人
「ジュンク堂のオープンをずっと待ち遠しくて。やっときょう、来ました。素晴らしいと思います。毎月楽しみに来ようと思っています。」
新店舗のコンセプトは「読書を楽しめる体験の場」です。窓際には、ゆっくりと本を試し読みできるソファを設けました。
書店を取り巻く厳しい状況が、背景にあります。
出版不況を受けて、全国の書店の数は年々減少し、今年度に入り、ついに1万店を割りました。
インターネット販売や電子書籍などが台頭する中で、書店には、本を手に取り、選ぶ楽しさを感じてもらう「仕掛け」が求められているのです。
■中村記者
「こちらには読書や仕事ができるラウンジ、その隣には食事やドリンクを楽しめるカフェが併設されています。」
カフェには、同じグループの書店で150年以上の歴史を誇る「丸善」にちなんだメニューもあります。
「檸檬(れもん)ケーキ」です。
梶井基次郎の小説「檸檬」で、主人公が丸善に並ぶ本の上に置いたレモンをイメージしました。
■中村記者
「ジュレもムースもしっかりとレモンの酸味を感じて、さっぱりしていておいしいです。」
有料ラウンジは1時間1100円からで、買った本を読んだり、仕切りのある席で仕事をしたり、さまざまな用途で利用できます。
■ジュンク堂書店福岡店・福田雄克店長
「書籍の売り上げが低迷しているのもありますが、そんな中でも、本を購入してくつろげる場所を提供することで、結果的に本の需要も上がっていく。」
新たに誕生した天神ビジネスセンターⅡで、ジュンク堂書店は、天神で働く人を中心とした幅広い層の集客を狙います。
