東海大相模の原監督【写真:加治屋友輝】

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横浜―東海大相模

 第108回全国高校野球選手権神奈川大会は16日、サーティーフォー保土ケ谷で4回戦の横浜―東海大相模が行われ、8-1で横浜が8回コールド勝ちを収めた。東海大相模が今夏ノーシードということもあり、これまで何度も決勝で激突してきた両雄が4回戦で対戦。徹夜組も現れるなど、平日朝の開催ながらほぼ満員となる異例の注目度。公式戦3年ぶりにコールドで敗れた東海大相模・原監督は結果を潔く受け入れた。

 無情な結末だった。東海大相模は初回から横浜に投手陣が撃ち込まれ、3回までに4点を献上。5、6回も1失点。6回裏に1点を返したものの、8回に2点を奪われ、7点差がついた。その裏も無得点に終わり、2023年夏の準決勝・慶應戦以来となるコールド負けを喫し、甲子園春夏通算5度優勝の名門があまりに早い夏の終わりを迎えた。ナインは涙に暮れた。

 先発、2番手ともに夏初登板の1年生・吉永颯大、玉代勢湊を送り込んだが、吉永は3回6安打4失点、玉代勢は2回1失点と王者・横浜打線を封じることができず。3番手のエース・三渡琢真(3年)も3回4安打3失点だった。原監督は1年生リレーの理由を問われ、「オープン戦から3人のセットで投げているゲームをたくさんやってきた。失点もそんなになかったので。最初から、大会が始まる前に『横浜戦はこんな感じでいくからな』と伝えていたんですけどね」と説明。大一番に向け、温めてきたプランだったが、実らなかった。

「接戦になったらうちにも勝機あったと思うけど、結果的にこうなってしまったので。本当にワンプレー(が流れを変える難しさ)というのが、下級生も感じたと思う。勝負の厳しさ、野球をやるための野球勘というのは、3年生が頑張ってくれたので(下級生に伝わった)。早く終わった夏だけど、いろんなことにチャレンジしてくれた3年生だったので、今後に絶対に生きてくる」

 新チームに想いを託した原監督。悔しさを味わった1年生投手2人について「この経験を活かしたい? もちろんです」と期待を込め、さらに「対横浜でいろいろ見えてきた部分もあるし、これから神奈川を戦う上でこういう風にしていこうという道筋は感じ取れたので。3年生が持った想いを今度は下級生が受け継いで、また強い相模高校を作ってもらいたい」と述べた。

 ともに甲子園V経験を持つ常連校。昨年まで2年続けて夏の県決勝でぶつかっているライバルだ。昨年は11-3で横浜が、2024年は6-4で東海大相模が勝利している。試合開始1時間前の午前8時には内野席がほぼ満員となり、普段は開けていない外野芝生席が開放されるなど、大観衆が詰めかけた。原監督は「こんなに多くの人が応援に来てくれた熱量を、この試合で終わるのではなく、しっかりと感じ取って自らの情熱に変えてほしい」と語った。

(THE ANSWER編集部)