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交通量の多い国道交差点で、一人立ち尽くしていた3歳の女の子。事故の危険を直感し、迷わず手を差し伸べたのは、車で通りかかった親子3人でした。母親のとっさの判断と小さな異変に気づいた息子たちの連携が、幼い命を守りました。

【写真を見る】国道交差点内にポツンと3歳児 「飛び出したらどうしよう」車で通りかかった親子がとっさの判断…直感で守った幼い命

異変に気づいた瞬間

女の子を無事保護したのは、大分県佐伯市内に住む高橋佳織さん(35)と長男・遼麻くん(9)、次男・快吏くん(7)の親子3人です。

12月7日正午ごろ、高橋さん親子は車で帰宅中、佐伯市女島の国道388号交差点で右折しようとした際、右前方の横断歩道付近を1人でうろうろと歩く女の子を発見しました。

(高橋佳織さん)「ちっちゃい女の子が十字路をうろちょろしている感じで、他の車も心配そうに見てて、よけながら走っている形でした。飛び出したらどうしようと思って心配でした。怖かったです」

(遼麻くん)「最初見たときに、あっ迷子だと思った」

迷わず行動へ

女の子はおどおどとして不安そうな表情を浮かべ、現場は車が女の子を避けながら走行する緊迫した状況でした。

周囲に大人の姿もなかったことから、高橋さんは「事故の危険がある」と直感。迷うことなく車を脇道に停め、女の子の安全を確保することを決断。車を降りると、子どもたちと一緒に女の子を抱きかかえ、安全な歩道へと誘導しました。

(高橋佳織さん)「簡単な質問には答えていましたが、自宅の場所を聞くと『あっち』と指を差すだけでした。『ママに会いたい?』と聞くと『会いたい』と答えたので、指さす方向へ家族を捜しに行きました」

勇気ある行動に感謝状

近くのコンビニまで歩いて家族を捜しましたが見つからず、高橋さんは110番通報。その後、警察に保護された女の子は、無事に家族と再会することができました。

警察によりますと、女の子は母親の知人宅からいなくなり、数百メートル離れた国道まで1人で歩いてきてしまったということです。

無事再会の知らせを聞いた高橋さんは、「安心しました。本当に良かったです」と安堵の表情を見せました。

(遼麻くん)「小さい子が1人で歩いていたら迷子だと思うし、もしそういうところに出くわしたら、大人に声をかけたいと思います。大人がいなかったら、近くの家に行って110番通報してもらいます」

16日は、女の子を保護し安全を確保したとして、佐伯警察署から高橋さん親子に感謝状が贈られました。

贈呈式で園田栄次署長は「事故に遭うかもしれない危険な状況だった女の子に、やさしく声をかけてくれた」と3人の勇気ある行動を称えました。