道山ケイ「親をバカにする子供は“自己肯定感が低い”だけ」“鏡の対応”で子の本音を変えるコツ

YouTubeチャンネル「思春期の子育てチャンネル」にて、思春期の子育てアドバイザー・道山ケイ氏が『【放置は危険】親をバカにする子供への向き合い方３STEP』というテーマで動画を公開。親をからかったり、真剣に「バカだね」と言ってくる子供への対応法や、その行動の背景にある心理を語った。

道山氏はまず、多くの保護者が抱える「子供が親をバカにする」悩みについて「親としては気分がよくないし、できればやめてほしいという方も多いのでは」と共感を示した上で、「バカにするにも程度があって、遊び半分の場合から本気の場合までいろいろある」と解説。「では、どう向き合えばよいのか。今日は子供の心理と、具体的な改善ステップを話します」と宣言した。

氏がこれまで3万組以上の親子をサポートしてきた経験から、親をバカにする子供の心理には主に3つの理由があるという。第一は「成長過程で必要な自立」で、「小学校高学年～中学生になると、自分の意見が親より正しいと感じ始め、結果的にバカにする言動が出てくる」と指摘。第二の理由として「自己肯定感の低下」を挙げ、「自分に自信がない子ほど、人を見下すことで自分の価値を上げようとする」「『自己肯定感が高い子は人をバカにしない』」と断言した。第三は「愛情ボロメーター（バロメーター）の低下」で、「親からの愛情が伝わらないと、子供は親が好きでなくなり、ちょっとしたことで傷つける言葉を言いやすくなる」と語る。

具体的な対応法については、「まずやってはいけないのは感情的に反応すること」と警告。「親子は鏡なので、親が感情的になれば子供も同じような態度をとる。逆に冷静に受け止め、例えば『あなたはいろいろ詳しいからね。でも、そういう言い方をされるのは悲しい』と伝えるのがベスト」とアドバイスした。

加えて、根本的な解決策としては「愛情バロメーターを上げる」「自己肯定感を高めてあげる」ことが大切だと強調。「子供の話を否定せずに聞く、好きなことには一緒に取り組む」「褒めることで承認欲求を満たし、無条件の愛情を伝えることで人を見下す必要がなくなる」と述べた。

さらに、年齢別のテクニックも紹介。「小学生なら深い意味はないことが多いので冷静に理由を聞く、中学生は成長過程ゆえ感情的にならず伝えることを繰り返す。高校生は親子が対等であることを認めて接し、子供の知識や新しい価値観を素直に評価・承認することが重要」と説いた。

動画の最後では、「愛情バロメーターアップ」の具体的なノウハウを学べる無料講座も紹介。「より深く知りたい方は概要欄やオフィシャルサイトで」と呼びかけ、「今日お話ししたことを実践すれば、きっとお子さんは変わっていく」と視聴者を励まして締めくくった。