イタリアのテレビ番組でペップ監督がバッジョ氏を称賛 「膝が壊れていても、最強だった」

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 イタリアのテレビ番組『Che Tempo Che Fa』に13日、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が出演。同番組にリモート出演したブレシア時代のチームメートの元イタリア代表FWのロベルト・バッジョ氏を称賛した。

 現在53歳のグアルディオラ監督は、現役時代に下部組織から昇格したバルセロナで公式戦384試合に出場して11ゴール56アシストを記録。その後、2001年にブレシアに移籍し、当時同クラブに在籍していたバッジョ氏のチームメートになった。

 一方、現在57歳のバッジョ氏は、現役時代はユヴェントスやミラン、インテルといったイタリアのクラブを渡り歩き、セリエAで451試合に出場し、205ゴール107アシストを記録。イタリア代表としても56試合に出場し27ゴール13アシストという成績を残しており、“イタリアのレジェンド”と呼ぶに相応しい存在だ。

 グアルディオラ監督は、そんなバッジョ氏について「彼のことを話すと、感情的になってしまうんだ。私はキャリアの終盤の彼に会った。彼の膝はもう既に壊れていた。可哀想に…動かすこともできなかった。それでも彼は最強だった」と、膝を満足に動かせなくなった状態でも素晴らしい選手であったと説明。

 続けて「彼は陽気な人で、信じられないほど素晴らしい人だった。彼が賞賛を集めたのは、彼が優れたサッカー選手だったという事実だけではないと思う」 とバッジョ氏は人間性も素晴らしいと語った。

 一方のバッジョ氏はグアルディオラ監督を「君が多くを勝ち取っていることをとても嬉しく思う。君はそれに値するよ」と称えた。