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 俳優の山口馬木也(51)、冨家ノリマサ(62)らが14日、都内で映画「侍タイムスリッパー」(監督安田淳一)大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。

 雷に打たれた幕末の侍が現代にタイムスリップし、京都の時代劇撮影所で「斬られ役」として生活していくストーリー。今年8月に池袋シネマ・ロサ1館で上映されると、個性豊かなキャスト陣や自主制作映画とは思えないクオリティーの高さが口コミで話題になり、現在は全国250館以上に拡大した。

 この日の舞台あいさつには、キャスト陣が劇中の役衣装を着て登場。作品内での名シーンや名せりふを生披露するなど、集まった観客を大いに盛り上げた。

 主演の山口は、映画の反響について問われると「この前、近所のコンビニで塩むすびを買ったんですよ。そしたら店員さんに“おめでとうございます”と言われて。知ってくれてたんだと、すごく感激しました」と感慨深げに回想。

 メガホンを取った安田監督は満員の観客を前に「こうやって皆さんの顔を見ていると1館で始まった頃を思い出します。本当にこんな日がやってきたということを、心の底から喜んでおります」としみじみ。今後の目標を問われると「トムクルーズさんにこの映画をリブートで撮って欲しいです!ハリウッドに行きたいと思ってます!」と宣言し会場を沸かせた。

 続く冨家が「この山口馬木也に主演男優賞を取ってもらいたいんです」と話すと会場からは再び大きな拍手。「(山口)馬木也の作品に対する取り組み方、姿勢に惚れていまして。この山口馬木也になんとか賞を、そして僕に助演男優賞を」とお茶目に笑った。