先発のフラーティをベンチ前で出迎える大谷(ロサンゼルス・ドジャース提供)

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 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース9−0メッツ」(13日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手は2安打1打点1四球でチームの大勝に貢献。試合後、グラウンドインタビューで「チームとしてチャンスメークしてくれていることが集中力を増している要因」と語った。

 ホームラン無しの9得点に「本当に1人、1人が仕事をしている。ゲーム運びが素晴らしかった」と語った。投手陣も「オフェンスに集中していればいいという信頼がある」と振り返った。

 この日の大谷は二回の第2打席で右前適時打を放ち、千賀をKOへと追い込んだ。「初回のマンシーのタイムリーが大きかった。四球からのチャンスをモノにしたのが大きかった」と大谷。四回1死一塁の第3打席は「良い打席でした。低い弾道で越えてくれないかなという気持ちで見ていた」と打球速度187キロで右中間フェンスを直撃する適時二塁打を放ったが、後に記録が訂正されシングルヒットと右翼手の失策になり、打点が消滅していた。

 第4打席では追い込まれながらもセンターへ大飛球を放ち、状態の良さをうかがわせた。第5打席では一、二塁の状況で敬遠気味に歩かされた。その後、ベッツの左翼線3点二塁打で一気に一塁から生還。ユニホームを泥だらけにしながら躍動した。

 この日もスタンドは超満員。「きょうもホームの試合でしたけど、ファンの歓声がすごくて自分自身がより集中できる環境だったと思います」と振り返り、「常に点をとれるわけではないですけど、自分たちのオフェンス、仕事ができれば点はとれるんじゃないかと思います。自分はオフェンスしかやってないですけど、そこに全力で集中していきたい」と力を込めた。